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ブックマーク / ouyh704.blogspot.com (2)

  • 時計メーカーの歴史【Waltham編】

    Ⅰ.はじめに Walthamといえば、アメリカの名門時計メーカーとして時計愛好家、とりわけ懐中時計蒐集家の間では高い評価を博している時計メーカーである。しかし、なぜWalthamは名門時計メーカーと言われるのであろうか。リンカーンや川端康成が愛用したエピソードは有名であるが、このエピソードだけで現在の名声が形成されたとは考え難い。では、高品質ゆえに現在の名声を獲得したのであろうか。たしかにWaltham製の懐中時計は高品質である。しかし、Waltham以上に高品質な懐中時計を製造していたメーカーは数多ある。如何なる経緯でWalthamが現在の名声を獲得し、破産から久しい現在も尚、時計愛好家達に愛されてやまないのかを稿を通して感じて頂ければ幸いである。 図1:「1925年6月10日官報」掲載公告 図1は1925年に日の官報に掲載された米國ウオルサム時計会社の広告である。現在こそ、時計愛好

    時計メーカーの歴史【Waltham編】
  • 内田星美「時計工業の発達」

    これまでに何度か「時計史を学びたいのだが何を参考にすればよいか?」と質問されることがありましたが、その度に私は内田星美氏の「時計工業の発達」を紹介しています。関東大震災と太平洋戦争によって多くの社内資料を喪失した服部セイコーが社史の代わりとして出版した「精工舎中心の日時計工業発達史」三部作の第一部に該当する書籍です。①欧米から日への時計産業の承継、②明治時代における日の時計産業の発展、③明治時代の日の地方都市における時計産業について知りたい方には特におすすめです。 「時計工業の発達(1985年)」より 書は全3編で構成されており、第1編では欧米における時計産業の発達(時計産業黎明期~アメリカ時計産業の発展)、第2編では日における時計産業の発達(明治時代)、第3編では精工舎の設立から発展(明治時代~関東大震災)を取り扱っています。関東大震災から太平洋戦争までの日時計産業の発達

    内田星美「時計工業の発達」
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