9月28日のNHKEテレで放送された「海の放射能に立ち向かった日本人~ビキニ事件と俊鶻丸~」を見て、現実に進んでいる東電福島第一原発の危機的状況と重ね合わせ大変感銘をうけました。 放送の中に出てきた三宅泰雄さんの名前に、わずかに記憶があるような気はするのですが、どういう人だったのだろうかと関心がわきました。それで、「三宅泰雄著=死の灰と闘う科学者」を読んでみようと思い立ち購入し、10月11日~27日までかけて読み切りました。 読んで大変感銘を受け、いろいろなことを考えさせられました。 この本を多くの人にぜひ読んでほしいと思いました。 1954年3月、ビキニ環礁のアメリカの水爆実験で、第五福竜丸が被ばくし、9月には久保山愛吉さんが亡くなりました。この本では1950年代の日本と世界の動きもやさしく、ていねいに書かれていて、科学者はどうあるべきかを原点から繰り返し書かれています。わたしのような素