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ブックマーク / buna.info (2)

  • BuNa - Bun-ichi Nature Web Magazine |文一総合出版

    小さな小さなお花見をしよう! 春から初夏にかけて、毎年楽しみにしていることがあります。街や山を歩いていても、そのことばかりが気になってしまいます……。 この時期の主役と言えば、フレッシュな若葉や可憐な花たち。しかし、私が心おどらせるものは、ふだんは脇役に見られがちな、小さな小さな植物――「コケ(苔)」。私にとってコケこそが主役です! 春から初夏は1年の中で変化に富んだ時期ですが、じつはこのコケも季節の変化を十分に楽しませてくれる存在なのです。 みなさんは、「コケの花」の存在を知っていますか? 花と言っても、実際にはスミレやサクラのような花ではありません。 ふつう、花を咲かせる植物は、おしべの花粉が虫や風によってめしべまで運ばれて受粉・受精し、種子をつくることで繁殖しています。それに対して、コケは花を咲かせず、シダ植物のように胞子によって繁殖する植物です。わたしたちが「コケの花」と呼んでいる

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    新緑の季節となりました! 自然が大好きな皆さんの中にはブナ林へ森林浴に出かける方も多いことでしょう。どっしりとしたブナの幹の表面のモザイク模様を眺めて見上げていくと、萌黄色の若葉が青空に映えています。そして息を大きく吸い込み目を閉じ、ゆっくりと息をはきます……。あぁ、やっぱり森のなかは街なかよりもいいなあと、心の中でつぶやいて、なんとも贅沢な至福の時間を噛み締めるのです。 私は地衣類研究者。日頃の「地衣類の地位向上」活動によってジワジワと認知されてきているようになったものの、未だに「地衣類って何ですか?」、「ああコケの仲間でしょ」のように言われてしまいます。実は、冒頭の文の中にすでに「地衣類」を織り込んだのですが、お気づきになった方もいらっしゃるかもしれませんし、そうでない方もいらっしゃるかもしれません。「ブナの幹の表面のモザイク模様」。そう、これが地衣類の正体なのです。「え、モザイクは

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