私は自分が感じているけど、 言い表せなかったことばを 表現している人や本に出会ったときに感動する。 逆に言えばそうでない人の言葉を信じない傾向にある。 これは悪い癖かもしれない。 Bress made visibleという映画を茅ケ崎でみた。 90歳を過ぎても踊りつづける、アンナ・ハルプリンという女性の 半生を追ったドキュメンタリー。 映画上映準備会の主催者である越地清美さんが部分的に訳した彼女の著書の中に、 ドキッとする言葉があった。 「病気の人々について言えることのひとつは、身体的なリアリティに対する コントロールが欠けていることだ。からだはそうしようとも思わないのに 勝手に変わっていく。真っ白な紙をもってきて、そこにイメージを描くことが、 彼らのこれからの人生をコントロールするための第一歩だ。それらは外的世界をコントロールしている」マイク・サミュエル 今朝、姉のうちに転がっていたSF