素晴らしい本(雑誌)が発売された。だが、一般ルートにほとんど乗らないと思われる専門雑誌「化学」(発行:化学同人)の別冊で、この素晴らしい本がどれだけ人の目にふれるかわからないが、新潟の印刷所で印刷された某検証本よりもはるかに優れたものだと思う。 とはいえ、専門雑誌「化学」の別冊なので、最初の絵解き以外はそれなりの知識を要する。巻末に用語解説はついているが、まったくの素人さんが読むのは厳しい。私の感覚でしかないが、まっとうに物理や化学を勉強していれば高校生くらいでも読み進むのは問題ないと思う。 興味深いのは、雑誌「化学」の通常号はどうかは知らないが、この別冊は広告がまったくないのである。これは裏表紙をめくった状態で撮影したものだが、通常の雑誌なら(科学雑誌とかでも)広告が載るスペースと思われるところが、何も載っていないのだ。広告どころかまったく何も書かれていない(裏表紙には雑誌コードとか定価