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magazineと鯨に関するwhaleboneのブックマーク (1)

  • 特集:エジプト クジラが眠る谷 2010年8月号 ナショナルジオグラフィック NATIONAL GEOGRAPHIC.JP

    文=トム・ミューラー 写真=リチャード・バーンズ クジラの祖先はどんな姿で、どのような環境に生きていたのか。砂漠に埋もれた数千万年前の化石が、その謎を解く鍵を握っている。 3700万年ほど前のことだ。2つの超大陸に挟まれたテチス海で、1頭の巨大な生物が息絶えた。体長はおよそ15メートルに達し、大きなあごと鋭い歯をもつ生物の死体は海底に沈み、何万年もの時をかけて堆積物(たいせきぶつ)に埋もれていった。 海はやがて後退して砂漠になり、吹き荒れる風によって砂岩や頁岩(けつがん)の層が少しずつ削られる。世界もゆっくりと変わっていく。インド亜大陸とアジア大陸が衝突してヒマラヤ山脈ができた。アフリカ大陸では人類の祖先が二足歩行を始めた。やがて、エジプトに壮大なピラミッドが建設され、ローマ帝国が興り、そして、亡んだ。こうした間にも、風は地層を削り、地道な“発掘作業”を続けていた。そして、最後の仕上げをし

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