本書の記載は一般的な研究者/技術者との意識の乖離、意識のズレが大きい。品質マネジメント(無駄なドキュメントを沢山作った)とかの二の舞にならないか心配です。研究や実験という創造的な業務と「試験」や「治験」、「実証」のように創造性が入ってはならない定型業務とを混同したままこの手の議論をするのはそもそも不毛です。「試験」や「治験」、「実証」の段階ならネジの1本締めるのから教育訓練が必要と言うのでも良いのでしょうが…。創造的に当たり実験をする段階でこんな堅苦しいことやってらんないでしょ? 実験ノートは必須ですが、科学者/技術者と意識の乖離した方向に話を大きくするのは逆効果(品質IS〇で懲りたでしょ?)です。本書の内容は、「知的財産関係者や薬事担当者の言うところの実験ノート」を体現したものといいますか、なんといいますか…。「こうすると(米国で)特許(という、維持費に対し収入が大幅に劣るもの)を取得す