神奈川県大井町の東名高速で6月、ワゴン車が大型トラックに追突され夫婦が死亡、娘2人がけがをした事故で、自動車運転死傷処罰法の過失運転致死傷容疑などで逮捕された建設作業員石橋和歩容疑者(25)=福岡県中間市=について、横浜地検は31日、より罰則の重い同法の危険運転致死傷罪と暴行罪で起訴した。捜査関係者への取材でわかった。裁判員が加わる裁判で審理される。 石橋容疑者は6月5日夜、静岡市清水区の車整備業萩山嘉久さん(当時45)一家のワゴン車に後方から極端に接近してあおったうえ、前に割り込んで減速する妨害を約1・4キロにわたって繰り返したとされる。 手前の休憩所で萩山さんから車の止め方を注意されたことに腹を立て、最高で時速150キロに近いとみられる速度で追走していた。調べに「文句を言われてカッとなり、直接言い返してやろうと思った」などと供述しているという。 石橋容疑者はワゴン車の進路を塞いで停車さ