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ブックマーク / bungeishi.cocolog-nifty.com (83)

  • 「恋とマシンガン」を英訳してみた。そしたら・・・・・・(小沢健二の歌詞その2) - kenzee観光第二レジャービル

    kenzee「前回の続き。小沢健二さんの歌詞とはなんだったのかのその2。前回、村上春樹のデビュー時における日小説へのアプローチと実験の話で終わった。村上はデビュー作をまず、タイプライターで英語で書いた。それを原稿用紙と万年筆で自分で日語訳していった。結果、今でも議論の分かれる「乾いた文体」が生まれたのである。まず、すでにアルフレッド・バーンバウムによって英訳されたデビュー作「Here The Wind Sing」から有名なチャプター11のシーンを読んでみよう。N・B・EポップステレフォンリクエストのDJのオープニングトークだ」 DJらしいカッコいい響きの英語であることがおわかりいただけるだろう。英語の優れた点は「Greatest Hits Request Show,~NEB Radio」のようにルーズな発音だとあまり意識しなくても簡単に韻が踏めるところだ。この英語小説の作者は「カッ

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    whirl 2021/09/19
  • いくら輸入文化っつっても日本語の歌詞は輸入できないので一から構築しないと問題(小沢健二の歌詞編その1) - kenzee観光第二レジャービル

    kenzee「さて、今回はコーネリアスマラソンはお休みして、元相方の小沢健二さんの歌詞とはどういうものなのか。考えてみよう。前回までのコーネリアスアルバム「ファーストクエスションアワード」の小山田さん自身の手による歌詞はカメラ・トーク期の小沢さんのような語彙、文体、相対主義や諦念といった思想を模倣したものと考えられるが、まったく小沢さんに適うレベルになかった。ただ逆説的に言えば小山田詞の失敗とは、オシャレな語彙を「~だろう」に代表されるモラトリアム感でコーティングすれば誰でも小沢になれる、というものではない、ということの証左とも言える。それでは小沢詞とはどういうものなのか。まず、小沢健二とはどういうアーティストなのか。100年後の人類にもわかるように小沢を説明するとこうなる」 1990年代の日の流行歌「J-POP」の象徴的なアーティスト。自身で作詞作曲編曲歌唱を担当するシンガーソングライ

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    whirl 2021/09/13
    小沢健二の歌詞といえば「さよならなんて云えないよ」をタモリが大絶賛とか、過去曲の英単語を別の日本語に置き換えたりとかを思い浮かべます
  • コーネリアス「The Love parade」はソフトロック者の目から見ると・・・(コーネリアスマラソンその6) - kenzee観光第二レジャービル

    9月10日はコーネリアス「ホリデイ・イン・ザ・サンe.p.」発売28周年です。初回限定ジャケのステッカーは昔のパソコンに貼っている。 kenzee「コーネリアスマラソン、今回はアルバム10曲目「The Love Parade」からです」 https://youtu.be/MOqQPqkxCe4 kenzee「一聴して元ネタがソフトロックの重要曲、ロジャーニコルズ&ザ・スモールサークルオブフレンズの「Don't Take Your Time('67)」とわかる」 https://youtu.be/shSp1DiFI_U kenzee「このアルバム中、もっともコーラスが分厚い一曲。コーラスには野宮真貴さんが参加。このアルバム中もっとも女子人気の高い一曲であろう。歌詞は当時の小山田さんらしい「決して変わらない何かとあきらめを乗せたパレード」という諦念と相対主義の歌。ただしラブパレードといえばドイ

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    whirl 2021/09/04
    個人的にはオールディーズもブリットポップも好きでした
  • The Back Door to Heavenだけが異質な曲。そして現在につながる曲(コーネリアスマラソンその5) - kenzee観光第二レジャービル

    (コレがファーストクエスチョンアワードだ!) kenzee「コーネリアスマラソンその5。今回は8曲目「The Back Door To Heaven」から。」 https://youtu.be/tAtVc0kbvZY kenzee「このFirst Question Awardアルバムはほぼマニュアルプレイ、つまりスタジオミュージシャンによる人力プレイのアルバムなのだが唯一、マシンのビートと小山田氏自身のアコギのみで構成、という6分半もある曲なのに基EM7→AM7の2コードだけで突き進んでゆく異色の一曲。一応歌ものではあるのだが歌が始まるのが4分近くになってから、という内省的な曲。無論、この曲のアイデアはプライマル・スクリーム「ディキシーナーコEP('92)」収録の「Screamadelica」で間違いないであろうが、今聴くと元ネタがどうこうとかより後のコーネリアスを考えるうえで重要曲と思

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    whirl 2021/08/29
    5回目
  • 私たちが「ジャンル」と呼んでいるものの多くは「先入観」である、という話。(コーネリアスマラソンその4) - kenzee観光第二レジャービル

    司会者「コーネリアスマラソンその4です」 keznee「今回はアルバム6曲目、「Cannabis」からです。反応が薄いのでザクザクいきます」 https://youtu.be/0evbtYPGG64 kenzee「全編にシタールがビヨンビヨン鳴り続けるラーガロック。60年代後半にビートルズ周辺で流行ったインド風のロック。サウンド的にはデイヴ・パイク「Mather」などのベタなシタールのロックを参考にしたに違いない」 https://youtu.be/kO2icPddH5g kenzee「で、よくこの曲の元ネタはキャロル・キングが在籍していたThe Cityの「Snow Queen('69)」だなどという指摘があるがこれも典型的な「そう言われてみれば似てるな」の消極的引用で別にパクリというほどのものではない。では当時の小山田さんの脳内ではこの曲の企画はどういうプロセスで進んでいったのだろうか

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    whirl 2021/08/28
    4回目
  • 結局ふたり仲いいんジャン!(コーネリアスマラソンその3) - kenzee観光第二レジャービル

    kenzee「コーネリアスマラソン、その3。今回は4曲目「Perfect Rainbow」からです」 https://youtu.be/V9ytKaZ6uo0 kenzee「70年代のフォーク・ロック然としたアコースティックソウル。いかにもギター弾きながら鼻歌で作ったという感じのポップス。この曲のネタは有名なフリーソウル定番曲、Alzo&Udine「Hey Hey Hey,She's O.K.('68)」である」 https://youtu.be/W6evJsSYbBg 単純なメジャーセヴンスの2コードの小粋なヤングソウル、といった元曲だが小山田さんは「もっと歌ものらしい歌ものに展開できるのではないか?」と考えたに違いない。GM7→Am7onDのポップスの進行でスタートするがサビになると小山田さんにしては珍しく饒舌な展開となる。「なーなつーのーいーろーをー」の箇所だが、 GM7→F#m7-

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    whirl 2021/08/26
    3回目
  • そういえば小山田さんは絶対恋愛の話をしないな。元相方と違って(コーネリアスマラソン2) - kenzee観光第二レジャービル

    kenzee「コーネリアスマラソン、2回目。リリース順に行くと今回は「ホリデイ・イン・ザ・サンep」から「Raise Your Hand Together」行って「Perfect Rainbow」に流れることになるのだが」 司会者「で、アルバム「The First Question Award」の前にシングル「What You Want」があって、アルバムの後にリカットシングル「Moon Light Story」と行くのが正しい流れ」 kenzee「その流れだと話がしにくい、ということが分かった。いきなり前言撤回するけどアルバム曲順に行こうと思う。幸い前回の「太陽は僕の敵」はアルバム1曲目なので都合がいい。なので今回はアルバム2曲目「You Can't Always Get)What You Want」からです」 https://youtu.be/TI4Gu1_JBN4 kenzee「小山

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    whirl 2021/08/25
    続き来た
  • コーネリアスでマラソンを走ってみようと思う。(「太陽は僕の敵-The Sun is My Enemy」('93年)のみ) - kenzee観光第二レジャービル

    コーネリアスでマラソンを走ってみようと思う。(「太陽は僕の敵-The Sun is My Enemy」('93年)のみ) kenzee「フリッパーズ・ギター及び小山田圭吾さんのソロワーク、コーネリアス の音楽はボクの人格形成に強く影響を与えている。小山田さんが歌うのを聴いたのは高校入学の1990年、予備校ブギ主題歌であった。すでに中学時代から音楽好きではあった。時代はバンドブームであったがそういうのとは全然違う音楽。コレ、ジャズとかいうヤツかなよく知らないけど、という印象だった。当時15歳の田舎の子供の感想。それでも6歳上の姉がいたために普通の子より音楽には詳しかったのである。ジャズ風ということが珍しかったわけではない。佐野元春や大江千里の楽曲にもジャズ風に展開するものはある。それらとは何かが違う、と感じたのだ。こういう勘というのは子供のほうが鋭いもので「その手の上の世代とは違うポップス」

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  • 関西ソーカルの歌詞トークからやっぱり韻について考えた - kenzee観光第二レジャービル

    kenzee「神野龍一さんとオノマトペ大臣(tofubeatsの「水星」でラップしてる人)の二人でやっている「関西ソーカル」というジンがある」 もうVol.3まででているのだが、ボクは3冊ともに寄稿させていただいている。ナゼか村上春樹の話ばかり書いていて、ミイラとりがミイラになるの要領で最近、村上春樹をよく読んでいる。そしてこの前(10月1日)に神野さんと大臣によるトークイベントがあったので観にいった。場所は梅田の隣町、中津のシカクさんというインディーマガジンなどを専門に扱う小さな書店だ。この2階のイベントスペースで行われた。イベントスペースといっても古い長屋の2階の8畳間で親戚の家にでも遊びに来たような感覚だ。中津は国内有数の大都会、梅田から歩いて10分ぐらいの隣町なのにビックリするぐらい庶民的な下町で、イケイケの梅田の中心地と対をなすように小ぢんまりした雑貨屋やカフェ、書店、レコードシ

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    whirl 2016/10/10
  • あったはずの日本語ラップの可能性(ギドラメソッドで失われたもの) - kenzee観光第二レジャービル

    kenzee「最近読んだ」 司会者「日語ラップ関係ね」 kenzee「ユリイカ6月号は「日語ラップ特集」テレ朝「フリースタイルダンジョン」以降のラップブーム再燃が背景と思われる特集。とはいえ、KOHHのような新世代のアーティストやSEALDsのメンバーとKダブシャインの「ラップと社会運動」の対談もある。ラップの今のジャーナルだ。もうひとつはツイギーの自伝「十六小節」(ele-king books)マイクロフォン・ペイジャー、カミナリといった日語ラップの黎明期からシーンを支える重要人物の半生の語りおろし。どちらも一気に読んでしまった。とくにツイギーのほうは上質な青春小説のような一冊。ラップに興味ない人でも充分に楽しめるハズだ。多数の若かりし日の秘蔵写真が掲載されているが、20歳ぐらいですでに超然としたオーラが漂っている。特別、ギャングスタ的にキメまくっているワケでもないのに、ていうか

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    whirl 2016/07/03
  • 10代の恋愛絡み事件で自分の10代で起こったことを考えるPart.2 - kenzee観光第二レジャービル

    kenzee「さて、前回の続きで「バス停の別れの場面」について考えてみる。「別れを切りだす」のは切りだす方も気が重いはずで、マジメなモー子らしく、そのシチュエーションには細心の注意を払っていたのだと今となってはわかる。たとえばネットには「恋愛指南サイト」とでもいうべき西野カナ的な若年女性向けの恋愛の疑問に答えるインターネットサイトが溢れている。今回、当時の現場を検証するにあたって「恋愛 別れ 場所」「恋愛 別れかた 安全」「恋愛 上手に別れる」などの検索ワードでどのような指南がなされているのか調べてみた。すると不思議なことに「告白の仕方」とか「上手なデート」などの項目だとライターの主観でわりと好き勝手なこと書かれているのだが、「別れ方」だけはほとんど言うことが似ているのである。つまり、一歩間違うと重大な結果を招きかねない行為だけに先人の知恵と経験が蓄積されているのだろう。あらゆる恋愛サイト

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    whirl 2016/03/20
  • 10代の恋愛絡み事件で自分の10代に起こったことを考えるPart.1(日記ブログです) - kenzee観光第二レジャービル

    kenzee「福岡の予備校生の刺殺事件あったじゃないですか。とにかく痛ましい事件で。亡くなった子は当に無念だと思うのだけれども」 司会者「今のところだと、容疑者の少年(19歳)は両手に重傷を負っていて、やはり恋愛感情がこじれての事件だったみたいですな」 kenzee「ウチはあんまり時事的な話題を扱わない、を方針にやってきたのだけど、10年目にして時事ネタを取り上げようと思うのだ。10代の少年の恋愛、というテーマに」 司会者「「10代の恋愛っていうと、ユルフワ女子の恋ブログみたいだけども」 kenzee「もうちょっと暗い話です。福岡の事件とか、チャールズトーマス事件とかニュースで見るたびにボクは凄く複雑な気持ちになるのだよ。ボクは今でこそ40のオッサンでウンコとかチンコとかホテヘルとか風俗の話ばかりしているが」 司会者「(エ? 音楽評論家は?)」 kenzee「ボクにもかつて高校生の頃が

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    whirl 2016/03/20
  • 歌の中の怒りの成分について(一応J-POP論) - kenzee観光第二レジャービル

    kenzee「ボクは、世の中に怒ってるんだ!」 司会者「なんで?(メンドくさそうなイントロだなア)」 kenzee「この前ユーチューブをおすすめされるままにパラパラ観ていた。若手のバンドがイロイロでてきた。その中でね、20代ぐらいのワリと、V系なのかロックなのかわかりませんけど、コワイイメージがウリのようなバンドがコメントしていた。 リーダーさしきメンバー「今度、○月×日にニューシングルナニガシをリリースさせていただくことになりまして・・・・・・」 kenzee「オイラ(ワナワナワナ・・・)」 司会者「ハア、新曲の告知ね」 そのメンバー「iTunesさんでもイツイツから先行配信させていただくことになりまして・・・・・・」 kenzee「「新曲がでるんで、オマエラよくチェックしとけよ!」とかじゃダメなの? イヤ、だってロックでしょ? ナニ?そんな言い方したらSNSが炎上すんのか?」 司会者「

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    whirl 2016/02/14
  • ヤンク不在の時代ってあるネ(1998年の宇多田ヒカルと1979年の歌謡曲) - kenzee観光第二レジャービル

    kenzee「最近、2冊のを読んだ」 ・宇野維正「1998年の宇多田ヒカル」(新潮新書) ・スージー鈴木「1979年の歌謡曲」(彩流社) 司会者「どちらもある年代にフォーカスした歌謡曲の」 kenzee「宇野さんのはジャーナリスティックに「98年になにが起こったのか」と掘り起こしていくタイプなんだけど、スージー鈴木さんのほうは、結構オタク的に独善的に解釈していくところがあって、読み物としては「1979年」のほうが娯楽性が高い。むしろ、宇野さんはの中でも言ってるように、「98年が、日のポップ・ミュージック史において「特別な年」であることはあまりにも自明なのに、どうしてこれまでそのことについて真正面から考察した書籍や格的な論考がなかったのだろう?」という疑問からスタートした、紙ので残しておく、という記録としての意義が大きい。ボクにとっても98年は他人事ではない年で、昨日買って一

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    whirl 2016/01/17
  • 田中さんのマネは口をすぼめるのがコツ(小説の神が降りる瞬間の話) - kenzee観光第二レジャービル

    kenzee「ビックリしたなア、もう」 司会者「ビックリするワなあ。そりゃ」 kenzee「メールチェックしてて「田中康夫です」ってメールきてたらソラ、ビビリますよね」 司会者「ハ!?って言うわね。アレでしょ、前回のウチの記事を読まれたんですよね。「33年後のなんとなく、クリスタル」を茶化したような。どうせこんな感じの反応だったんでしょ」 kenzeeさん。はじめまして。田中康夫です。オマエ知ってるゾ!「ネオ漂泊民の戦後」とかいうヘンな社会評論みたいなの著者だな! で、その中でオイラのなんクリとか新刊とかを茶化して遊んでるヤツだろ!クビ洗って待ってろ! 元長野県知事、新党日本代表田中康夫。 ↑こんな感じでしょ?」 kenzee「違うよ! 田中氏のオフィシャルサイトの中に「33年後のなんとなく、クリスタル」の書評や番組情報だけを集めたコーナーがある。で、ウチの前回の「33年後」のフザけたよ

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    whirl 2015/02/22
  • あえて「ペログリ」に行かないのが田中小説の秘訣(田中康夫「33年後のなんとなく、クリスタル」) - kenzee観光第二レジャービル

    kenzee「いつものようにファミマでプレミアム肉まんやコーヒーを喫した後、こち亀とか文藝春秋とか立ち読みしていた。そしたらシャー」 司会者「(アレ? このフリ前にも見たことあるゾ。ハ! 2月に連合赤軍話するときのフリ!) kenzee「なんで文藝春秋を立ち読みするかというと今回は芥川賞発表号だから。選評だけ読もうと思っていたんだけど、(相変わらずのオヤジ雑誌な内容なので)なんとなくパラパラめくってたら最後のほうに桐野夏生さんの小説の連載があったのね。で、サーっと流し読みしてたら「永田洋子さんを偲ぶ会」とか「山岳ベースの生き残り」とかの言葉がポンポーンと飛び込んだきたのだよ。ナニコレ?コレナニ?桐野さんほどのビッグ作家がビッグ雑誌にナニ、ワシみたいな話してんの?」 司会者「それは小説「夜の谷を行く」の5回目ですね」 kenzee「なにしろ5回目だけをポーンとナナメ読みしたのでどんな話なのか

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    whirl 2015/02/12
  • もう若者、レンタルしないの?(すごいセコイ話ありマス) - kenzee観光第二レジャービル

    kenzee「皆さん、どんな手段で音楽を入手していますか? ボクは今でもレンタルCDという手段が7割以上を占めます。iTunesとか音楽配信も利用しますが、それは洋楽の新譜モノに限った話。さすがに発売から1年は待てないからネ。そもそも昔からボク、新譜にさほど執着ないんダ。昔CD屋だったのにネ」 司会者「コラコラそこの音楽評論家」 kenzee「今の若い子はYou Tubeとかニコ動とかネットラジオで満足してるそうだけど、ボクはこの2015年の今でもCDからリッピングしたmp3音源でないと「音楽を手に入れた」って気がしないんだよ。完全に趣味の話だけど、「CDからリッピングする」ていうひと手間ないと納得いかないんだ。だから配信すら「手に入れた」感が今でも希薄なのだよね。よく作家で「小説は手書きに限る。原稿用紙の升目をうめてこそ人間の文学なのだ」的なこという人、今でもいるじゃない。ほとんどそれに

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    whirl 2015/02/11
  • ブルジョアなカル~イ会話がしてみたいですヨ(最近聴いたCDから) - kenzee観光第二レジャービル

    司会者「ところでの調子はどうなのかね?」 kenzee「オカンがイオン屋になかったって憤慨してましたヨ」 司会者「そんなトコで売ってるワケないだろう! ちゃんと人文書コーナーとか棚のある書店じゃないと」 kenzee「前回、ジュンク堂千日前店さんの様子をアップしましたが、東京はスゴイよ!」 司会者「2冊分占拠! こんなに面積を割いていただいて恐縮でゴザリマス!」 kenzee「展開していただいてること自体、嬉しいことなんだけど改めて「東京スゴイ、首都スゴイ」と思ったのはこの並べ方ネ! これ、ここ数カ月にでた新刊で構成してるワケだけど、並べ方がグラデーション状になってるのよ。まず、オイラのがある。オイラのは一応、現代アイドル論という側面があるので右隣に「アイドル国富論」がくる。これだけでもちゃんと内容を理解してくださっているなという感じなのだが、左隣が三浦展「新東京風景論」なのだ。

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    whirl 2014/11/03
  • 「ネオ漂泊民の戦後」という本がでますヨ - kenzee観光第二レジャービル

    kenzee「アハハー!著者のボクでース」 司会者「ホントにあと2週間ぐらいで、出ちゃうんでしょ? 今のうちに解説しとかないと」 kenzee「書影ももうできている」 司会者「これは・・・。ちゃんと内容を反映したデザインなの?」 kenzee「「ネオ漂泊民の戦後ーアイドル受容と日人」ーアイドルと流行歌から見えてくる「ネオ漂泊民」の実像、日社会の「成熟」と「喪失」後の”母”を探して、というタイトルとキャッチなのだが、コレをボクは今年の2月から8月まで半年かけて書いていたのだった。きっかけはのあとがきにもあるように、ある日、花伝社の編集者の方からメールがきたのだ。内容をまとめると「あなたのブログのファンです。アレとかアレとか面白かったです」といった半ばファンレターのようなもので、ボクは「フムフム、この展開だと最後になにかの雑誌に2000字ぐらいのコラム書きませんか的な依頼、というオチに

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    whirl 2014/10/14
  • 検索ワード探す旅にでたらエライ昔のことまで思い出したヨ(最後に告知アリ) - kenzee観光第二レジャービル

    kenzee「アハハー、気がついたら40歳になってたボクでース」 司会者「また太ったんじゃないのか? 運動しろよオ」 kenzee「速水健朗さんの都市論のインタビューあるじゃないですか。そのなかで「田舎は緑がいっぱいでエコ」みたいな言説っていまだにあるがしかし!実際には田舎ってクルマないと生活できないし、実は不経済で都会のほうがいろんなモノが集約していて結果、エコという話をされている。それね! 実はボクのような中高年にとっては重要な問題を孕んでいるのだよ。ボクは現在奈良県生駒市という地方の郊外に住んでいるのだけれど、職場も奈良市という隣町で移動はすべて50ccのカブでまかなえるという生活なのだ」 司会者「通勤も買い物も。たとえば映画を観る、とかは?」 kenzee「それもイオンで観るので単車で行ってしまう。こんな田舎に住んでるとどうなるか? 一歩も歩かなくなるんだね!」 司会者「その蓄積が

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