「ウォーリーを探せ」は全くユーザーのことを考えていない。 ウォーリーを探せという本は巧妙に手段を目的化させている。 ユーザーにとって最大のゴールはウォーリーを探す事ではなく、ウォーリーが発見された状態にあることだ。 探さないと分からないというのは最悪のユーザーエクスペリエンスである。 ウォーリーを探せを手に取った読者は、本のタイトルを疑うことなく受け入れ、従順にウォーリーを探し始める。 しかし判別のつきづらい衣装のキャラクターが周囲に混在していることによって、ウォーリーは発見されにくくなっている。 ユーザーの視点に立てば、ウォーリーには最初から○がついているとか、ページにウォーリー以外の物を描かないとか、効率的にウォーリーを見つけるためのアイデアがあって然るべきだ。 ウォーリーもウォーリーで、もっと見つけやすい場所に位置取りする等の工夫を見せて欲しい。 ウォーリーを探さなくて済む日が来るの