ファンドマネージャー、ストラテジストとして金融市場で20年以上の実戦経験を持つと同時に、評論家としても活動して来た近藤駿介の政治・経済・金融市場等に関する放談ブログです。 (2014年5月25日) ディスインフレと雇用問題に頭を悩ませる他の国々からしたら、「贅沢な悩み」といったところでしょうか。 「今回の景気回復が非製造業中心で雇用創出効果が強く、労働市場が引き締まっている点を日銀が民間より重視している影響があるのだろう。賃金が上がりやすく、物価を押し上げている」(24日付日本経済新聞 「日銀総裁インタビュー」) 少し前まで「需要不足社会」に悩んでいた日本。それが、何時の間にか中央銀行が「人手不足社会」を懸念するになっているようです。 「人手不足社会」を裏付ける材料として挙げられているのが「有効求人倍率」であり、「すき屋」や「和民」などが飲食業界の「人手不足」によって閉店に追い込まれている