勉強会とは何か。アホが集まるから勉強会とも言えるし、向上心があるからこそ勉強会を開くとも言える。でも政治家の勉強会の場合は同志の確認、仮の派閥の成分も強い。かつて竹下登が勉強会(創政会)を旗揚げしようと「たくらむ」と、田中派のボス・田中角栄は阻止に動いた。派内でのクーデターの匂いを感じたからだ。引き留めや争奪がおこなわれ「オヤジジャーナル」格好の政局ネタとなった。このあと田中角栄は脳梗塞に倒れ、創政会は竹下派となった。 「本気なのか?」とつい感じてしまう最近の勉強会 当時中学生の私がなぜそんな騒動を好んで追っかけていたかというと、これもひとつの軍団抗争だと思ったのである。当時プロレス界ではアントニオ猪木率いる新日本プロレスから、長州力の「維新軍団」が独立し、本当に出て行ってしまった。 長州はただの「軍団」から「会社組織」にすることで、意志を表明したのである。リング外でも馬場・猪木に次ぐリー