交際相手がいない独身者の割合が男性7割、女性6割と過去最多となったことが15日、国立社会保障・人口問題研究所の調査で分かった。いずれ結婚するつもりと考える独身者は男女とも9割弱おり、同研究所は「結婚したい意欲は引き続き高いが、積極的に異性を求めないまま先送りしている」と分析した。 調査はおもに5年ごとに行われ、今回は平成27年6月に18〜34歳の独身者5276人が回答した。その結果、男性の69・8%、女性の59・1%は交際相手がおらず、このうち男女とも約3割は「交際を望んでいない」と回答した。さらに、性交渉の経験がない独身者の割合も男性42%、女性44・2%と男女とも増加。30〜34歳に限っても、男性の25・6%、女性の31・3%が性経験がなかった。 一方、夫婦を対象とした調査では、結婚生活を15〜19年続けている夫婦が生涯にもうけた平均の子供の数(完結出生児数)は1・94人となり、過去最