ケリー米国務長官は28日、ワシントンで演説し、イスラエルとパレスチナの「2国家共存」が「公正で永続する和平達成の唯一の方法だ」と強調しました。「イスラエルのネタニヤフ首相は公には2国家共存の解決を支持しているが、現在の同国の連立政権は正反対の方向、(パレスチナ国家を認めない)一つの国家へと導いている」と述べ、異例の強さで入植地建設を批判しました。(島田峰隆) ケリー氏は、ヨルダン川西岸の入植地が第3次中東戦争以降増え続け、入植者数は1993年のオスロ合意以降に約27万人も増えたと指摘。「より多くの入植者がパレスチナ地域に移住すればするほど、地域の分割や主権の委譲が難しくなる。それこそが一部の人たちが意図的にすすめていることだ」と語りました。 また入植地の増加でヨルダン川西岸の道路が分断され、人の移動が制限される実態を挙げ、「パレスチナの発展を阻害している」と強調。「もし1国家解決となると、
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