志位和夫委員長この記事の写真をすべて見る 共産党に党首公選制や現実的な安全保障政策を求める著書『シン・日本共産党宣言』(文春新書)を出版した元党安保外交部長でジャーナリストの松竹伸幸氏は、党から除名処分を受けた。事の真相を聞いた。 【写真】共産党を除名処分となったジャーナリストがこちら * * * ──処分は、党首公選や安全保障政策などの主張ではなく、いきなり外部から党を「攻撃」したことが理由とされました。 私はこれまで共産党を良くするために、自分の意見を好き勝手に表明してきましたが、不自由を感じたことなどありませんでした。実際、6年前に出版した著書でも自衛隊の活用を巡って、志位(和夫委員長)さんと意見が衝突したことを書いて周囲から心配されましたが、何のお咎めもありませんでした。友人の党員から「松竹さんのおかげで共産党が幅広く見える」と言われるなど、党の印象を変えるのに役立っているかな