群馬県みなかみ町では、バブル期などに建設された大型の宿泊施設が数十年放置されています。廃虚化が進み、不法侵入が相次いでいるということです。 ■駅の目の前に“廃虚ホテル” 利根川の清流が流れる、自然豊かで風光明媚(めいび)な眺め。眼前には、谷川岳の雄大な景色が広がります。群馬県の最北端に位置する、みなかみ町。川のほとりには多くの温泉旅館が立ち並びます。 「にっぽんの温泉100選」にも選ばれた水上温泉。北関東屈指の名湯が人々の疲れを癒やします。 季節は冬、まさに湯けむりシーズン到来。しかし、みなかみ町の温泉街にはある問題が起きています。 町の玄関口、水上駅を出ると目の前に寂れた様子の建物。正面に回ってみると、鉄の柵もさび付いていて、階段の方は崩れ落ちています。 駅の目と鼻の先に廃虚となったホテル。外壁や窓にはツタが張り付き、看板の文字は今にも剥がれ落ちそうになっています。 ■サルの群れが占拠「