米半導体大手エヌビディアが出資する日本のクラウドゲームサービス企業が、新たな生成AI(人工知能)向けデータセンターの建設に向けて土地取得の検討に入った。条件は近くに原子力発電所があるかどうかだ。 クラウドゲーム向けネットワーク技術で知られるユビタス(東京都新宿区)の郭栄昌最高経営責任者(CEO)は17日、生成AI向けデータセンターの新設のために土地を探しており、京都府や島根県、九州地方が候補になっているとブルームバーグニュースのインタビューで述べた。 同社は東京と大阪でクラウドゲーム用のコンピューターサーバーを運用するが、膨大な電力が必要になる生成AI向けは送電による逸失を最小限にするため、電源近くに建設する必要がある。郭CEOは原発を「最も効率的で、安く、安定した電力でAI向けに適している」と話す。 生成AIはさまざまな製品やサービスへの搭載が期待されるが、課題は計算に用いられるエヌビデ