日本大アメリカンフットボール部の寮で覚醒剤の錠剤を麻薬と誤認して所持したとして、麻薬取締法違反(所持)罪に問われた北畠成文(きたばたけのりやす)被告(21)の初公判が1日、東京地裁(池田知史裁判官)で開かれた。北畠被告は「間違いないです」と起訴内容を認めた。 北畠被告は被告人質問で大麻について「部内で他に10人程度が使っていたと思う」と話した。 検察側は論告で「犯行経緯に酌むべき事情はなく、所持量も少なくない」として懲役1年6月を求刑、弁護側は懲役6月、執行猶予1年の判決を求め、即日結審した。判決は来年1月9日。 被告人質問によると、北畠被告は高校3年の3月ごろに初めて大麻を使用。大学入学後は寮の空き部屋に集まって他の部員らと大麻を使っていた。被告が売人と接触し、大麻を入手したこともあったという。 起訴内容となっている覚醒剤の錠剤について、被告は「他の部員が売人からもらったものを今年3月に