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ブックマーク / essa.hatenablog.com (38)

  • 複利で効くイノベーションの中で生きるということ - アンカテ

    今日アマゾンでを注文すると、明日かあさってにはそれが読めるのは、どちらかと言えばアマゾンのおかげというより佐川急便やヤマト運輸のおかげだと私は思う。 つまり、単発の発明品として私たちの生活に影響を及ぼしている度合いを考えると、ネットより自動車の方が大きいように私には思える。 自動車だけでなく、テレビとか原子爆弾等の20世紀の発明品の方が、21世紀の我々の生活に大きな影響を与えている。 ただ、自動車もテレビも原子爆弾も発明されてまもなく、今、我々が見ているものと大差無いものになった。それらが人類に与えた衝撃は大きかったが、それぞれ一回のインパクトを与えただけだ。 TCP/IPもグーグルtwitterもセカイカメラも、それ単体では大した発明ではない。少なくとも自動車やテレビや原子爆弾のように大きな不連続をこの世界にもたらしてはいない。 でも、だからこそ、こういうものの影響を人は過小評価しが

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    wideangle 2009/10/25
  • 最高クラスの「荒らし」としての梅田望夫 - アンカテ

    梅田さんのインタビューがすごい反響を巻き起こしているが、この喚起力は梅田さんの立ち位置と切り離せないものがあると思う。 つまり、普通の40代後半のおじさんが全く同じことを言っても、ここまで騒がれることは無いだろう。 発言の中身そのものは、意味が無いとは思わないが、一連の著作と比較したらその意味はずっと薄い。少なくとも私は、「シリコンバレーから将棋を見る」の方にずっと興味がある。 梅田さんは、しっかりと資料を集め、吟味し整理し、練りに練った文章で力を発揮する人で、褒めるにしろ貶すにしろ、そういう力作を対象にすべきだと思う。今はサバティカルの時期でそういう作業をしてないんじゃないかという気がする。そこから垂れ流される愚痴にはあまり意味がない。誰にだって緩む時期があったっていいと思う。 ただ、「どうして梅田望夫はこれだけの影響力を持ち得たのか?」ということには興味がある。 この影響力のユニークさ

    最高クラスの「荒らし」としての梅田望夫 - アンカテ
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    wideangle 2009/06/08
  • 田舎の人は循環する時間という「宗教」を信仰している - アンカテ

    田舎でコンビニを開いた都会育ちの人が思ったこと - G.A.W. 私は、中学生の時に一緒にバンドをやっていた友人に「おまえは東京へ行く人間だからな」と言われたことがある。 ギターを弾いて作詞作曲をするくらいには好奇心の強い少年だったその友人は、一方でこの文章にうまく書かれている田舎のしがらみのまっただなかにある家に生まれた人で、その屈とした気持ちを何かの時にそういう言葉で私にぶつけてきた。 ただ、それは、そんなに強い言葉ではなく、その後もバンドは続いたし、別の高校に進学した後も友人関係は続いた。 彼の予言通りに、私は東京の大学に進学して東京で就職して、しばらくして連絡は途絶えてしまったけど、その言葉は今でも時々思い出す。 最後に会った時、地元の大学に進学した彼は、私よりずっとオシャレな、「今風の大学生」をやっていた。すごくいい車で私を駅まで向かえに来てくれて、服も車も単に高いだけでなくけ

    田舎の人は循環する時間という「宗教」を信仰している - アンカテ
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    wideangle 2009/05/06
  • 広がっている「日本」にアイデンティティを持とう - アンカテ

    On Off and Beyond: 海外で勉強して働こう 「日はもう立ち直れないと思う」というこのエントリが、はてなブックマークで大きな話題になっているのだけど、これは、言語と経済と政治文化と生活と安全保証の国境が全部同じである「日」という単位が消えるという意味ではないかと思う。そして、そういう全部ワンセットの「日」というものに頼っていると、あとで困るよという話。私はそう受け止めた。 たとえば、このエントリは日生まれで海外在住の人が日語で書いている。「日」と日語のWebの世界はもう随分違っていて、海外在住の日人の書くブログも渡辺千賀さんや梅田さんだけじゃなくて、他にもたくさんある。逆に、外国生まれで日に住んでいる人が書いているブログもいっぱいある。 日語圏は世界中に広がっているけど、隣近所が全員日語を話し日企業に勤めていて友達が全部日人である「日」は縮まって

    広がっている「日本」にアイデンティティを持とう - アンカテ
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    wideangle 2009/05/01
  • 冷たい怒り - アンカテ

    ある種の心理的な状態を描写して、それをひとつの概念として確立したいと思います。とりあえず、私はそれを「冷たい怒り」と名づけました。 伝統的な慣習で惰性的に続いているものに関連して起こることなので、例として社員旅行を使います。 日では、こういう伝統を守ろうとする人たちは、「社員旅行はよい」と主張しないで「社員旅行に文句をつける奴は悪い奴だ」と主張する傾向があります。権力のある人から、繰り返しそれを受け続けると、社員旅行の好き嫌いと関係なしに、「社員旅行に文句を言えないことに対する怒り」がたまってきます。この怒りはどこに向かうかと言うと、社員旅行が好きな人ではありません。「社員旅行に文句を言うな」と言った人でもありません。「社員旅行に文句を言う人」に向かって吐き出されます。これが「冷たい怒り」です。 「冷たい怒り」を持った人に「社員旅行をやめるように訴えよう」と言うと、「社員旅行はよくない。

    冷たい怒り - アンカテ
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    wideangle 2009/03/08
  • 「結果の平等」と「変化の不平等」

    今日の読売新聞で、2008年の論壇を「『新自由主義』崩落の年」と総括していた。 これらの危機や問題には共通の根があることを、今や私たちは知っている。小さな政府を志向し、社会の隅々までを市場化し、すべてを個人の能力に帰していく「新自由主義」である。2008年は、リーマンショックでその根が掘り出され、ここ20〜30年ほど世界を席巻してきたこの思想が、もはや従来のような力を持ち得ないことを明確にした年だったといえる。 確かに、「新自由主義」に否定的な言説は広まっていると思うけど、「新自由主義」以前に回帰せよという主張がほとんどであるように思える。少なくとも、世界が変化していく中で、日がどう変わるべきかを示すようなビジョンは見あたらない。 特に、価値観の多様化を前提として社会が変化していく方法としては、市場や自由競争に代わるものは無いと思う。 「新自由主義」における市場化は、各自が萎縮することな

    「結果の平等」と「変化の不平等」
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    wideangle 2008/12/10
    ちゃんげ。
  • <帝国>に対抗する新しい<国語>が2ちゃんねるで生まれている - アンカテ

    はてな取締役であるという立場を離れて言う。はてぶのコメントには、バカなものが当に多すぎる。を紹介しているだけのエントリーに対して、どうして対象となっているを読まずに、批判コメントや自分の意見を書く気が起きるのだろう。そこがまったく理解不明だ。 最初にこのコメントを引用して批判している記事を見た時には、誰かのイタズラだと思った。何者かが巧妙に梅田さんのふりをして書いたものを、人の発言だと思いこんで批判しているのに違いないと考えた。 電車の中でiPhoneで流し読みしている時に見た記事だったので、すぐに確認することはできなかった。「何かtwitterに脆弱性があったのかなあ、それとももっと単純なトリックだろうか。mochioumedaじゃなくてumedamochioが物じゃなかったっけ?まさか、アカウントを乗っ取られたなんてことはないよな。そうだったら、これはイタズラじゃ終わらないぞ

    <帝国>に対抗する新しい<国語>が2ちゃんねるで生まれている - アンカテ
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    wideangle 2008/12/01
  • 勝手喪中宣言 - アンカテ

    「喪中」というのは実によくできたシステムであって、「俺は喪中だ」と宣言すると、あらゆる祝い事に参加しないですむようになる。人間には、躁にはなっちゃいけない時期がある。そういう時に無理をすると、ドカンとでかいが来る。ならまだいいが、変なビョーキになったりする。 日では、とりあえず顔を出しとかないとマズいことがいろいろ多いが、一定の条件を満たした時には、騒ぎに参加することを堂々とサボることができる。それを社会が許容する仕組みがあるのはいいことだ。 ただ、あらゆる伝統がそうであるように、現代人にはそのまま適用できない。昔は身内が死んだ時だけ注意してれば話は終わりだったが、今は誰がいつ何で「喪中」になるかわからない。 だから、有給休暇のように一年のうち数日は、自分の判断で「喪中」にしてよいことにする。「喪中」でも仕事や家事はそのままするが、クラい顔をしていてもよいし、クラ顔をしていかん所には

    勝手喪中宣言 - アンカテ
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    wideangle 2008/11/29
  • 亡びるのは国語でなくて国民国家では? - アンカテ

    「国語」としての日語は、滅びない。そして英語は道具として使われる。 - reponの日記 ないわ〜 404 NotFound(暫定) これは重要な論点だと思う。 日語という「国語」は、国家統合の要であり、象徴なんです。 日語を話すから、「日人」という共同幻想のメンバーに加わることが出来る。 むしろ、英語がコミュニケーションツールとして使われるようになればなるほど、日語は「高級な言語」「国語」として、歓迎され、階層の高さを表す一つの教養としての扱いを受けるでしょう。 国民国家というフィクションに一定のリアリティがある限り、「国語」としての日語は無くならないし、危機に直面した時に、むしろ求心力を増す可能性もあると私も思う。 でも問題は、国民国家としての日がそのまま残るかどうかだ。 人々はなぜグローバル経済の質を見誤るのか このの中で、著者の水野氏は1995年を境にしていろいろ

    亡びるのは国語でなくて国民国家では? - アンカテ
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    wideangle 2008/11/14
  • 「経営の未来」に従業員の未来を見る - アンカテ

    経営の未来 これ、すごく良いなのだけど、致命的にタイトルがヌルイ。このを読むべき人に届けようという意思が全く見られないタイトルだ。 私だったら、次のどちらかのタイトルをつける。 もはや「部長」「課長」には未来が無い! 従業員の未来 原題は "The future of management" なので、それを素直に直訳しただけなんだけど、「経営の未来」というタイトルでは「経営」というものが何となく嫌いな人と、「経営」なんてものに未来があるんだろうか、と思っている人が、わず嫌いをしてしまうじゃないか。 それより何より、自分は良き「従業員」になろうと思っている人がまず読むべきだと思う。 実をいうと、「エンプロイー(従業員)」という概念は近代になって生み出されたもので、時代を超越した社会慣行ではない。強い意思を持つ人間を従順な従業員に変えるために、二十世紀初頭にどれほど大規模な努力がなされ、

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    wideangle 2008/10/26
    絶え間なき自己啓発とか。
  • こんな時に株買うバカって何なんでしょうね - アンカテ

    連日のように株安のニュースが流れてますが、何円安、何ドル安と報道されているということは、一応、値がついてるんですよね。値がつくということは取引が成立してるということで、つまりこういう状況の中でも買う人がいるということです。 みんなが「暴落だ」「恐慌だ」「樹海だ」と言ってる中で、これから株が上がると思って株を買う人がいる、これって不思議だと思いませんか。 株を買うというのはいろんな意味があって、政策的な介入を期待して買う人とか何かもっと難しいことを考えて買う人とかいて、これから株価が上がると思っている人ばかりではないかもしれません。まあ、こういう状況だと特別なのかもしれませんが、基的には株の取引というものは、「これから下がる」と思う人が売って、「これから上がる」と思う人が買うことで成立するわけです。 つまり、意見の不一致を前提としたシステムなんですね。世の中の人がみんな同じことを考えていた

    こんな時に株買うバカって何なんでしょうね - アンカテ
  • 歴史の中では20世紀が逸脱の時代として記憶されるかもしれない - アンカテ

    もし地球に未来があるとしたら、今世紀後半か22世紀くらいには技術によって地球が一つになって、国民国家が名実共に消滅するだろう。そうしたら、将来の歴史教科書では、16世紀から21世紀か22世紀くらいまでが「技術によって地球が一つになっていく過渡期」として一つの章が割り当てられるだろう。 しかし、この時代区分の中で20世紀だけは、異質な「逸脱の時代」として特記される。場合によっては、別の1章を割り当てられて「人間の性に反した圧政が敷かれていた暗黒の時代」みたいな扱いを受けるのではないだろうか。 つまり、30世紀くらいから人類の歴史を振り返った時に、「人類の歴史で一番変な時代はいつですか?」という質問に対して、誰もが「20世紀!」と口を揃えて言うような時代。おかしな事件や状況が頻発していて、学生が歴史を勉強する障害となり「この時代がある為に学生が歴史嫌いになる」と言われるか、あるいは逆に「20

    歴史の中では20世紀が逸脱の時代として記憶されるかもしれない - アンカテ
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    wideangle 2008/08/15
    つい20年前には「20世紀の日本こそ最高の……」とシャレでなく言っていたはずなのに……。
  • 感情のアスリートとしての「驚き男」 - アンカテ

    葬式のとき親族に代わって盛大に泣きじゃくる「泣き女」という職業が世界各地にあったように、Apple 製品に関してはインターネット各地に「驚き男」みたいな役割を自任しているようなひとたちが居り、発表時期には彼らが盛大に驚いたり分析&展望芸を披露しはじめるので、まともな材料とまともじゃない材料の区別がつけづらい闇鍋状態に近付く。 驚き男! 実に素晴しいネーミングだと思うけど、初出はここでいいのかな。 id:matakimikaさんは、批判と揶揄のニュアンスで使っていると思うけど、「驚き男」っていう役割はすごく重要な意味があると私は考える。 喜怒哀楽+驚の感情の稼動域が大きいってことは大事なことだ。中途半端では役に立たないけど、心から驚けるのは素晴しい。感情が当に自由にダイナミックに動く人の感情を見ることは、イチローのレイザービームのような、ダイナミックに動く身体によるパフォーマンスを見てるの

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    wideangle 2008/07/14
  • 借金することで生活をたて直し自信を持ったお母さんたちの国 - アンカテ

    題材も面白いけど、番組としてよくできている。おすすめです。 バングラディッシュの首都ダッカで、グラミン銀行と同じマイクロクレジット(貧困者対象の無担保少額融資)を主たる事業としているブラック銀行(Brac Bank)の話。 貧困解消の為の福祉事業であると同時にビジネスである。「いいことをしているのにブラックかよw」とコメントがつくが、これよって貧しい人たちがどう助けられているのか、そこが、実際にお金を借りる人の側に密着することで、すごくよくわかるようになっている。 融資を受けた一人、80万円を借りた若い工場経営者が、一ヶ月後の最初の返済の日に窮地に陥る。ここが生々しくて、ついつい感情移入してしまう。ネタバレになるので詳細は省くが、場面が変わってその三ヶ月後の彼の姿を見た時に、一斉にコメントが入り、いわゆる「弾幕」に近い状態になる。 この「弾幕」が、今までニコニコ動画を見た中で一番ウザくない

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    wideangle 2008/07/14
  • 新聞とは報道機関ではなく権力装置であると中の人は考えているらしい - アンカテ

    天漢日乗: 毎日新聞の英文記事、主婦および看護師を始めとする医療従事者の怒りを買う(その34)毎日新聞社員(役職付)「黒幕をあぶり出してやる」と発言との噂 「同業他社が黒幕」「ちらしのトナーを分析すれば輪転機がわかる」と神発言 天漢日乗: 毎日新聞の英文記事、主婦および看護師を始めとする医療従事者の怒りを買う(その34)昨日昼「この騒動のほとぼりがさめたら、他のマスコミ各社とスクラム組んで、ネット規制に踏み切る。2ちゃんねるを潰してやる」と毎日新聞総務関係者が語ったという噂 これらのエントリに、毎日の関係者の発言のタレコミが引用されていますが、一貫して「敵は誰だ」という発想しか無いことに驚かされます。前者では敵を同業他社と見ていて、後者では2ちゃんねると見ていますが、どちらも「自分たちの敵は誰で、その敵にどう対応していくべきか」という方向でしかこの問題を見てないようです。 同じ暴言になると

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    wideangle 2008/07/13
    毎日潰しを扇動してる奴もいるかもしれない、くらいには思っておく方が安全だったりして。
  • 深い絶望を検知するそのソフトは赤木論文に反応するだろうか? - アンカテ

    「インターネット上の犯罪予告を検知できるソフトウエア」という話には、何か根的な違和感を感じるのだけど、強いてそれを言葉にすれば、ここで求められているのは「謀議」を検知するソフトなのか「絶望」を検知するソフトなのかということ。 はっきりと凶行を決意した人間が「人を殺せるナイフはどこの店で買えますか」とか掲示板で聞いているのを検知するソフトなら意味を持つ。困難であるし道義的な疑問はあるが、技術的にはかろうじて意味のある仕様が書けると思う。 それは「謀議」を検出するソフトということになるが、それでは加藤智大のケースには無意味だ。 加藤が掲示板に吐露していたのは、自暴自棄な気持ちであり絶望である。加藤は掲示板で情報を求めていたわけではなくて、救いを求めていた。加藤は見つかりたくなかったわけではなくて見つけてほしかったのだ。 自分は救いを得られることがないと絶望した人間を救うには、彼を「検知」する

    深い絶望を検知するそのソフトは赤木論文に反応するだろうか? - アンカテ
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    wideangle 2008/06/19
  • 『いい学校・いい会社・いい人生』という物語 - アンカテ

    今は新卒一括採用ゲームでの勝利が人材価値を保証しない。叩き上げで獲得した専門性が人材価値をもたらす時代だ。なのに教育界や親がいまだに『いい学校・いい会社・いい人生』である。教育界はこの「勘違い」で飯をう利害当事者だし、親はかつての常識から抜けられない。 これが某全国紙に載らなかったことは残念だ。 というのは、私は中学生くらいの子供を持つ母親と話す機会がけっこうあるのだけど、30代くらいのお母さんたちは、ここで言う『いい学校・いい会社・いい人生』という価値観を固く信じている。 その信念をどれくらい自分の子供に押しつけるかということには大きな個人差、バラツキがあるけど、彼女たち自身はこれを固く信じていることがかなり多い。『いい学校・いい会社・いい人生』つまり自分の子が「ブランドつきのいい子」のまま育てば、幸せが約束されているという信念はまだまだ根強い。 日の中である時期までそれは確かな真実

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    wideangle 2008/06/19
  • 自分の絶望が理解されないだろうという絶望 - アンカテ

    深い絶望を検知するそのソフトは赤木論文に反応するだろうか?というエントリで私が言いたかったのは、セキュリティ社会を構築するのに近道はないということです。 それを示す為に、総務省の構想(とそれに期待してしまう一般の人の気分)は、結局、「絶望の検知」に帰着すると書きました。私は、コンピュータが絶望の検知をすることは原理的に不可能だし、大半の人は常識的にそう考えると思っていました。しかし、その認識は自分が思ったほど共有されてないようです。 私は「犯罪予告検知システム」に期待されているものを「謀議の検知」と「絶望の検知」に分けましたが、犯罪を犯そうとしている者が既にはっきり決行を決意していて、誰にも邪魔されたくないけど、情報交換の為にやむを得ずネットを使うケースもあると思います。これの情報を決行前に検知して予防の措置を取ることを、私は「謀議」の検知と呼びました。 インターネット全体を網羅的に監視す

    自分の絶望が理解されないだろうという絶望 - アンカテ
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    wideangle 2008/06/17