繰り返し、3・11の追悼政治について考える。 あの日、象徴としての天皇の働きが余すところなく白日のもとに示された。むこう1年くらいはこのテーマで文章を書き続けることができそうなくらい、大きな出来事だったと思う。いずれ、あまたの運動メディアがこの問題について多くの論考を提起することだろう。 アキヒトの病からこのかた、天皇キャンペーンのもとで3・11を迎えることになったわけだが、無垢にして非政治的装いを持った強烈なイデオロギー=国家そのものの表彰、として、アキヒトは自分の役割を存分に理解したうえで政治的に振舞ってみせた。 「被災者に対してお優しい言葉」をかけていたアキヒトが「病を押して」出席したことはニッポン的なセンティメントをさぞかしかきたてたことだろう。そして、前からわかっていたことではあるが、改めてはっきりしたことがある。国家儀礼は天皇によってしか表象されえないということである。権力が天
金子勝氏のTwitterより。 https://twitter.com/masaru_kaneko/status/213671421409366016 大手メディアの社説やコメンテーターが「決められない政治」脱却を大合唱。若者の非正規雇用化や家族の解体でもたない社会保障制度はそのまま、自民党の国土強靱化法案を批判せずに社会保障をバラマキと言い、なし崩しの原発推進も肯定。逆戻りしても日本の未来はない。変われない政治が問題なのです。 朝日新聞の社説を見ると、 この合意が「決められない政治」を脱する契機となることを願う。 なぜ「決められない政治」に陥ったのか。それは、政治家が厳しい現実と向き合うことから逃げてきたことが大きい。 などと書かれている。 他紙はというと、毎日新聞は社説のタイトルがそのものズバリ、「決める政治」を評価する、となっている。 読売新聞は、 これを「決められる政治」に転じる貴
「昭和天皇、二度限りのご聖断」なんてのはその最たるものだろうな。二・二六とポツダム宣言受諾以外にも積極的に政治・軍事に介入した事例があるというだけじゃない。二・二六については、なるほど軍中枢にもあったクーデータへの同情論を排するイニシアティヴを主体的に発揮したと考えてよい一方、ポツダム宣言受諾に関してはかねてから重臣や軍穏健派が構想していたシナリオに乗ったという部分が大きい、という意味でも「ご聖断」神話は史実とかけ離れている。
こうして詳しく話を聞いてみると、いかに酷い話かがよく分かる。 Fotgazet通信・問われる表現の自由〜ニコンサロン写真展中止事件 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node%2F1382 ニコンが、掲示板での書き込みや、もしくはそれ以外の何らかの圧力を受けて自分たちの決定を覆し、写真展を中止にしたというのは間違いないところだと思うが、それを正当化するために、「政治的な表現だから展示させない」と言っているのだという。 自分たちのいわば都合で、一度は自分たちが決定して企画した表現の場を潰しておきながら、その理由をなかなか明らかにしようとせず、司法の場に持ち込まれてやっと表明したと思ったら、まるで「(ニコン自身によって)被害を受けた側」(つまり安世鴻さん)に非があるかのように言い出す。 ここには、「慰安婦」問題が日本において周縁化されてきた主たる理由である、日本の企
この記事にはぶっ飛んだ。 橋下独裁批判をする人は「独裁」を正しく理解しているか疑問│NEWSポストセブン 橋下独裁批判をする人は「独裁」を正しく理解しているか疑問 菅直人前首相は5月下旬の講演で、橋下徹氏の人気について「一過性なのではないか」と語った。まさに“あなたに言われたくない”というところだが、それとは裏腹に、橋下氏への期待は日に日に高まりつつあるように見える。その一方で、橋下氏を批判する議論も、盛り上がっている。橋爪大三郎・東工大大学院教授が分析する。 * * * 橋下氏を批判する議論が盛り上がっている。その典型が、「独裁批判」だろう。でも批判する人びとが、「独裁」という言葉を正しく理解して、批判しているかどうかは、はなはだ疑問だ。独裁とは、絶対的な権力者が、独占的に法律の制定権を掌握することをいう。 アドルフ・ヒトラーが独裁者になったのは、ワイマール共和国の議会が、全権委任法とい
大阪府と大阪市が観光振興を検討するために専門家を集めた「都市魅力戦略会議」(座長・橋爪紳也府立大教授)は、同市役所がある中之島エリアを美術館や博物館が集中する観光拠点とする「中之島ミュージアムアイランド構想」をまとめた。国立国際美術館に隣接する市有地(1・6ヘクタール)に新たな美術館やコンサートホールを建設して拠点とするほか、小規模な美術館を10館程度集めて「美術館村」の形成も検討する。 13日公表する文化・観光戦略に関する報告書案に盛り込み、19日の府市統合本部会議で正式決定する。 市有地は、市が建設を予定していた市立近代美術館の建設予定地だったが、橋下徹市長が計画の見直しを表明。今回の報告書案では、今年度中に利用方法を検討し、来年度に基本計画の策定に着手する。 また、ギリシャ神殿を模した外観で知られる国の重要文化財・府立中之島図書館に、カフェやレストランなどの集客施設を誘致し、同構想の
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