現場の視点から言わせてもらう。 これは書かずにはいられない。 文部科学省は22日、高校の新しい学習指導要領案を公表した。卒業に必要な単位数74を維持した上で「ゆとり」重視で減少傾向にあった学習内容を理数系は平成元年レベルにまで戻し、英語は教員が英語で指導するなど、言語活動を充実させる。 学校の実情に応じて義務教育レベルの反復学習を認め、高校生全員が履修する科目を主要教科で設定するなど、学力の底上げも図る。 新学習指導要領は25年度から実施し、数学と理科は1年前倒しする。23日から一般から意見を募集し、修正を加えた上で、来年3月までに告示する。 今回の改定は、今年1月の中教審答申に沿って行われた。今春告示された小中学校版と同様に、改正教育基本法を踏まえて「伝統文化の尊重」「わが国と郷土を愛すること」「公共の精神の尊重」などを学校の教育活動全体で行うことを明記。道徳教育については、学校による全