「派閥出た人、失敗だ」小泉元首相、再編や新党に否定的2008年9月26日22時1分印刷ソーシャルブックマーク 政界引退を決めた小泉元首相が26日、森元首相らと会って、引退の理由や心情を吐露した。小泉氏は首相を辞めた2年前から政界引退を考え、次男の進次郎氏を後継者として育成してきたと説明。政界再編や新党結成には否定的な考えをにじませた。 森氏らによると、小泉氏はかつて同じ派閥にいた国民新党の亀井静香代表代行や、民主党の山岡賢次国対委員長らが離党したことに言及。「うちの派閥から随分、人がたくさん出て行ったがみんな失敗した。やっぱり、これをしっかり守ることが大事だ」と、派内の結束を重視する考えを強調したという。 小泉氏はさらに「とにかくこの選挙は絶対に負けちゃいかん。麻生のために一致団結してやろう」とも述べ、衆院選勝利のため、「小泉構造改革」の修正を掲げる麻生首相を支持する考えも示した。(内田晃