鈴置 高史 韓国観察者 元日本経済新聞記者。1995~96年ハーバード大学日米関係プログラム研究員、2006年イースト・ウエスト・センター(ハワイ)ジェファーソン・プログラム・フェロー。02年度ボーン・上田記念国際記者賞。 この著者の記事を見る
【ソウル=加藤達也、北京=川越一】北京の韓国大使館に13日、空気銃用の弾丸とみられる金属球が撃ち込まれ、防弾ガラスにひびがはいっていたことが分かった。韓国の聯合ニュースが14日、報じた。 海洋警察官2人が違法操業をしていた中国漁船員に殺傷された事件をめぐり、韓国では反中国感情が高まっている。ソウルの中国大使館前では13日、約300人が集まり、中国産品の不買を呼びかけた。うち約30人が大使館への突入を図ったほか、警察車両に車で突っ込んだ男が拘束された。 韓国外交通商省は14日、北京の韓国大使館を通じて在中公館の安全確保と金属球撃ち込み事件の真相糾明を中国政府に求めた。 事件について、中国外務省の劉為民報道官は同日の定例記者会見で「中国も十分重視しており、調査を急いでいる。初歩的な現場検証では、ガラスが割れたのは銃撃によるものではない。警官を増派して巡回を強化し、韓国大使館の保護を強めて
【ソウル=水沼啓子】中国の“嫌韓感情”に韓国で危機感が高まっている。北京五輪の際、会場で韓国選手にみせた中国人観客の露骨な態度により、中国人の韓国嫌いが表面化。嫌韓問題は韓国国会でも取り上げられる事態となっている。 北京五輪では、中国人の観客が韓国や韓国選手の対戦相手を一方的に応援する代わりに、韓国側にヤジを飛ばしたり、ブーイングしたりする光景がしばしばみられたという。 特に野球の日韓戦で、中国人観客が一斉に「日本、加油(がんばれ)!」と応援したことが、韓国人により衝撃を与えたようだ。一部の韓国紙は、歴史的に日本の被害者である中国人が日本の肩を持ち、同じ被害者の韓国人に反感を持つのは「常識の線を越えている」と非難している。 中国の嫌韓感情の背景として指摘されているのは、今年5月の四川大地震の際に、一部の韓国人がネット上で悪意のこもった書き込みをしたことなどだ。嫌韓感情は20、30歳代の中国
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く