【シドニー時事】週明け9日のシドニー外国為替市場では、前週末の海外市場でのユーロ売りの流れを引き継ぎ、ユーロ相場は対円で一時1ユーロ=97円28銭まで下落、前週末のニューヨーク市場で付けた2000年12月以来11年超ぶりの安値(97円87銭)を更新した。 ユーロはシドニー時間午前10時50分(日本時間同8時50分)時点では97円45〜55銭と、6日のニューヨーク市場の午後5時時点(97円85〜95銭)比40銭の円高・ユーロ安で取引された。 前週末の海外市場では、米雇用統計の改善を受けて米欧の景気格差を意識したユーロ売りが広がったほか、ハンガリー国債の格下げなど欧州債務問題への不透明感なども圧迫要因となった。ユーロは引き続き売られやすい展開になるとみられている。 【関連記事】 円、77円絡み=ユーロは11年ぶり安値〔NY外為〕(6日) ユーロ急落、97円台=欧米市場、11年ぶり