30日の参院本会議で、みんなの党の水野賢一氏は、野田首相が先の衆院代表質問で同党の渡辺代表に対し「(大阪市の橋下徹市長には)注目するが、白アリがたかることがないことを祈ってやまない」と答弁したことについて、「腹いせのようだ。真意を説明してほしい」とただした。 首相は「腹いせでも皮肉でもない。みんなの党と橋下市長の行政改革への取り組みに敬意を表しつつ、目標を共有するものとしてエールを送ったものだ」と釈明した。橋下氏が掲げる「大阪都」構想などに関し、「よく中身を検討し、勉強する」と語った。 27日の衆院本会議での首相の「白アリ」答弁を巡って、みんなの党の渡辺氏は、橋下氏との連携を探る同党への皮肉とも受け取られることから、不快感を示していた。