2日午後6時ごろ、京都市下京区と中京区で、軽トラックが自転車をはねて逃走する事件が2件連続し、小学2年の足立紫苑(しおん)君(8)=下京区西門前町=が死亡、2人が軽傷を負った。京都府警は同じナンバーの軽トラックを市内で発見し、運転手の男から事情を聴いている。男は酒のにおいをさせているといい、「よく覚えていない」と話しているという。 府警によると、足立君は下京区坊門町の市道で祖父(66)の自転車の後ろに乗っていたところ、後ろから来た軽トラックにはねられたという。足立君は全身を強く打ち、病院で約1時間20分後に死亡した。祖父も足などに軽傷を負った。 その約1分前にも、約200メートル離れた中京区壬生相合町の市道で自転車に乗っていた主婦(61)が、前から来た軽トラックにはねられ、胸などに軽傷を負うひき逃げ事件があった。