19日午後9時5分ごろ、上尾市柏座のJR上尾駅で、ホームから身を乗り出して線路に嘔吐(おうと)していた同市の会社員男性(22)に、進入してきた高崎線上野発高崎行き下り通勤快速電車(10両編成)が接触。男性は頭などを打って病院に搬送されたが、20日昼に死亡した。 上尾署によると、電車は同駅を通過する予定で、嘔吐している男性に気付いた男性運転士が警笛を鳴らし急ブレーキをかけたが、間に合わなかったという。 JR東日本高崎支社によると、この事故で上下線合わせて2本が運休、12本が最大48分遅れ、約1万6千人の足が乱れた。