在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部ビル(東京都千代田区)を落札した高松市の不動産業「マルナカホールディングス」が近く本部ビルを転売する見通しであることが22日、複数の関係者への取材で分かった。転売先として東北地方の不動産会社が浮上している。朝鮮総連は迂回(うかい)転売後の賃借による本部維持を計画。同社などと賃借契約することで、入居を続ける可能性が高まった。 朝鮮総連関係者や公安関係者らによると、転売先が早ければ今月中にも契約金を振り込み、2月には所有権を移す方向で準備を進めている。マルナカは本部ビルを22億1千万円で落札したが、転売総額としては40億円台が見込まれているという。 マルナカは当初、朝鮮総連に明け渡しを求める方針を示し、昨年11月の落札の最終決定後にも同社幹部は、産経新聞の取材に「朝鮮総連の関係先に売却することはない」と明言。「売却先候補と朝鮮総連のつながりについても