9月3日、多額の負債を抱える中国の地方政府は、脅しや暴力などに訴えて強引に土地収用を行っている。写真は3年前に立ち退きにあったXu Haifengさん。江蘇省無錫市で8月撮影(2013年 ロイター/Carlos Barria) [無錫(中国) 3日 ロイター] - 中国・江蘇省の無錫市に住むXu Haifengさんは3年前に自宅から立ち退かされた時、北京に出向いて家の取り壊しを命じた地方政府への不満を訴えた。それ以降、家族は少なくとも18回誘拐され、不法拘置所の窓なしの狭い部屋に何週間も拘束されたという。 Xuさんの話は、時に暴力に訴える強引な土地収用が珍しくない中国でも衝撃的であり、多額の負債を抱える中国の地方政府があらゆる手段を使って資金集めに奔走し、市民生活にまで踏み込んでいる姿を浮き彫りにする。 「無錫市は借金まみれだ。市は住民の財産を奪い、土地を盗むことを生き残りの策としている」