パレスチナ自治区ヨルダン川西岸とイスラエル入植地を見渡せる場所でパレスチナ旗を立てる活動家ら(2019年9月4日撮影、資料写真)。(c)HAZEM BADER / AFP 【11月12日 AFP】欧州連合(EU)司法裁判所(CJEU)は12日、イスラエル占領地で生産された食品について、産地の明記を義務付ける判断を下した。特にイスラエル入植地産の商品について、消費者の誤解を避けることが目的だと説明している。 同裁判所は、EUの食品表示に関する法律下では、消費者が「倫理上の配慮や国際法の順守に関する顧慮」に基づいて商品を選択することができるよう、産地を明記することが義務付けられていると指摘。 実際はイスラエルが「占領し、国際人道法における占領権という意味では限られた権限下にある地域」で生産された商品を「イスラエル国」産とラベル表示することにより、消費者の誤解を招く恐れがあると説明した。 これに