* The Atlantic アトランティックは1857年創設のアメリカの雑誌。現在はワシントンD.C.に本拠を置き、文化や社会、政治への解説や論評をする、リベラルな世界観をもつレビュー誌として知られる。ここに掲載の記事は1999年と20年前のものではあるが、中国に住み、その言葉を話すアメリカ人ジャーナリストによる、中国側の視点を探ったレポートとして他に類を見ない。西洋社会一般(日本も含む)のチベット問題に対する「イメージ」や「心理」は、当時と大きな差がないことから、掲載の意味があると思い翻訳した。 ** 現在のアメリカ政府の立場 西洋社会一般のFREE TIBETの流れに大きな変化はないと思われるが、アメリカは政府としては、チベットは中国の一部という立場をとっており、オバマ大統領は中国とチベットの対話再開の必要性を、2016年6月のダライ・ラマ14世との会談でも訴えている。またダライ・ラ
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