2010年チーム・レディオシャックのヨハン・ブリュイネール監督は、チームの全登録選手を発表した。レディオシャックは、過去ツール・ド・フランス7連覇のランス・アームストロング(アメリカ)とともに、16ヶ国から来た26選手で構成される。 ブリュイネールは「よくバランスがとれたチームだ。経験豊富な選手がいるし、そのうちの何人かはすでに私の過去のチームで何年もともに働いてきた。しかし、我々には完璧な環境で成長できる若い才能もいる。我々のスポンサーが自転車レースの未来に投資したいと思っていることはうれしい。我々の最大の目標はツール・ド・フランスと他のステージレースだが、これらの選手たちと一緒にワンデーレースでも非常にいい成績を残せる自信がある。チーム・レディオシャックとの新たなシーズンと最初のトレーニングキャンプを楽しみにしている」と抱負を語った。 タイトルスポンサーのレディオシャック・コーポレ
現世界チャンピオンのアレッサンドロ・バッラン(イタリア、ランプレN.G.C)は今シーズン限りでランプレを離脱することを決めた。 現在所属チームであるランプレN.G.Cは、今シーズンで契約が終わるバッランに1年の契約更新を提示。しかし、バッランはその申し入れを断り、今回移籍する意向を固めた。なお、移籍先はまだ未定である。 バッランの希望する移籍先には、来年ランス・アームストロング(アメリカ、アスタナ)が中心となって結成される「レディオシャック」や、イギリスのテレビ局ブリティッシュ・スカイ・ブロードキャスティングがメインスポンサーとなる新チーム「スカイ」、そして既存チームではラボバンク、アスタナの名が挙っている。 ガゼッタ紙に対し「ランスと共に新しいチームで走るのは素晴らしいだろうね。」と語っているように、移籍候補のチームの中でバッランが一番興味を示しているチームはレディオシャック。彼の
昨日の7月1日水曜日、サイレンス・ロットはトーマス・デッケル(オランダ、 サイレンス・ロット)が過去に禁止薬物のEPO(エリスロポエチン)を使用したとして、間もなく開催されるツール・ド・フランスの出場メンバーからデッケルを外し、新たにシャールズ・ウェゲリュース(イギリス、 サイレンス・ロット)を出場メンバーに加えたと発表した。 今回のEPO陽性反応は、2007年の12月24日にUCIのレース外ドーピング検査で集められた尿サンプルによって判明した。デッケルは当時ラボバンクに所属していた。 当時2007年に行われた検査の結果は陰性だった。しかし、いくつかの疑わしい数値があったため、WADA(世界アンチドーピング機関)がドイツのケルンにある研究所で今年の5月に同じ尿サンプルを再検査し、今回EPOが検出された。 サイレンス・ロットのマルク・セルジャン監督は「たとえ今回のことが、トーマスがサイ
UCI(国際自転車競技連盟)は、現在ドーピングの疑いのある数人の選手を来週にも公表し、その後処分を下す可能性があることを明らかにした。 UCIのパット・マッケイド会長は、来月開催のツール・ド・フランスのドーピング対策について発表したが、疑惑の対象となっている選手については詳細を一切明かそうとしなかった。 しかし、アントニオ・コロム(スペイン、カチューシャ)がバイオロジカル・パスポートに基づいた疑わしい血液の数値によって検査を実施され、禁止された血液増進剤EPO(エリスロポエチン)の陽性反応が明らかになったが、その1日後には今後数日以内に最新兵器のバイオロジカル・パスポートの効力でより多くの選手がえじきとなることになった。 マッケイド会長は「先週、ジュネーブでの専門家たちの会合を終えて、UCIはバイオロジカル・パスポートから採取した証拠に基づいて数人の選手に対し、制裁を開始することを決
アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、ケースデパーニュ)は、2006年のツール・ド・フランス開催前夜に勃発し、大混乱を招いた「オペラシオン・プエルト」への関与を理由に、イタリア当局による制裁措置が確定した。自国のスペインではなかった。当局は、2008年に採取したバルベルデのサンプルと、オペラシオン・プエルトの家宅捜査で押収した血液バッグが一致することを突き止めた。これを受け、CONI(イタリア五輪委員会)はバルベルデに対し、今後2年間イタリアでのレース出場停止を命じた。 まだバルベルデにはスポーツ調停裁判所に控訴する権利がある。しかし、彼の停止処分が支持され、それを受けたUCI(国際自転車競技連盟)がこの停止措置を全ての国際大会に適用することが望まれる。血液バッグに加え、バルベルデはドーピング記録上で付けられた「valve.piti」というコードネームからもオペラシオン・プエルトへの関与が
スペイン五輪委員会の議長に新しく選出されたアレハンドロ・ブランコ氏は、バルベルデ(スペイン、ケースデパーニュ)の無実を主張している。ブランコ氏は、通信社であるEuropapressの主催した「スポーツの朝食」と呼ばれるイベントでコメントを発表し、案の定、2年間の出場停止は厳しすぎると訴えた。「反対の証拠がない限り、我々はバルベルデを擁護する。また、なぜ他国のオリンピック委員会がこのような特定の問題に対し、自国のスペインで同様な調査を行っているのにも関わらず、制裁を下す権利があるのかが理解できない。我々はCONI(イタリア五輪委員会)と友好関係を築いており、既にこの件については話し合ってきた。それが今は複雑な状況に陥っている。」と述べた。 ブランコ氏は、今年のツール・ド・フランスにはイタリアを通過するステージが1日あるが、(イタリアでのレースを禁じられた)バルベルデが参加できるのか否かにつ
ランス・アームストロング(アメリカ、アスタナ)が所属するアスタナは今月の31日が支払いの最終期日となっており、この財政危機を解決するか、チーム解散を迎えるかの瀬戸際に立たされている。 今週月曜日、アスタナのブリュイネール監督は、「UCIは警告文をカザフスタンのサイクリング連盟に送った。手紙には、我々が期日までに資金を工面できなければチームは解散することになると書いてあった。それは、全ての財政状況に決着をつける最終期限だ。少なくとも、我々はジロは終えることができるだろう。」とコメントしている。 ジロ・デ・イタリアは5月31日に閉幕する。アスタナは財政支援の大部分をカザフスタンのサムルーク・カズィナ社から受けていたが、世界的な財政危機によってムルーク・カズィナ社は大損害を被ってしまったのである。ここ最近、チームは従業員に給料を支払っていないという。 今週、UCIのパット・ マッケイド会長
カザフスタンのアレクサンドル・ヴィノクロフは最近、ドーピングによる2年間の出場停止期間が終了する今年の年内に現役復帰をしたいと話している。「俺はキャリアを不本意に終わらせたくはない。俺の復帰を発表するべき時が来たと思っている。」とレキップ紙に対し語っている。 ヴィノクロフは、2007年のツール・ド・フランスの開催期間中に血液ドーピング検査で陽性反応が発覚した後、即時出場停止処分を下され、さらに2年間の競技出場停止処分を受けていた。 その出場停止処分は今年の7月23日に解除される。所属チームはまだ決まっていないが、「今の俺の夢は、2010年の世界選手権で優勝し、アルカンシェルジャージを着ることさ。2010年のツール・ド・フランスに出場するため、主催者たちを説得させるのは非常に難しいということは良く分かっている。それに、ツールで優勝できるとは思っていないけれど、最も山岳を得意とするレーサーと
日本のサイクリングスポーツ界にまた新たな希望の光が灯った。プロサイクリングチーム「エキップアサダ」の新城幸也(あらしろゆきや)が、2009年度にフランスのUCIプロツアーチーム「ブイグテレコム プロサイクリングチーム」へ移籍する。契約期間は2009年1月1日〜12月31日の1年間。 新城幸也選手は現時点で日本人唯一のプロツアー所属チームの選手となる。ブイグテレコム監督、ジャン-ルネ・ベルノドーのコメントにもあるように、グランツールのスタートラインに立つ可能性も高く、2009年度は日本のプロサイクリングファンをよりエキサイティングな世界へ連れて行ってくれるかもしれない。 この快挙はチームを導いた浅田監督をはじめ多くのスタッフやサポーターたちの努力の賜物と言えるだろう。 以下はプロサイクリングチーム「エキップアサダ」のプレスリリースから 新城幸也選手は沖縄県石垣島出身の25歳。トライア
2008年8月21日、エネコ・ツアーの第1ステージがオランダ国内で行なわれ、フローリス・フーシンニン(オランダ、スキル・シマノ)らの逃げ吸収後の集団スプリントをトム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)が制して優勝。総合リーダージャージはホセイバン・グティエレス(スペイン、ケスデパーニュ)が守った。 第1ステージはオランダのベークからルールモントまでの173.8kmで行なわれた。アムステル・ゴールドレースでお馴染みのカウベルグなどの急坂を前半にクリアするが、後半にかけてはフラットコース。今大会最初のスプリントバトルに注目が集まった。 レースは序盤からフローリス・フーシンニン(オランダ、スキル・シマノ)が単独で飛び出し、遅れてブラム・タンキンク(オランダ、ラボバンク)がこれに合流。この地元オランダの2名はゴールまで100kmを残して9分のリードを得た。 この日設定された3つの山岳ポイ
リカルド・リッコ(イタリア)のドーピング陽性によってツール・ド・フランスを撤退したサウニエルドゥバル・スコット。チームマネージャーのマウロ・ジャネッティ氏は独自の内部調査を行った結果、ドーピングの疑いが払拭出来ないリッコとレオナルド・ピエポリ(イタリア)の両名を、チームの倫理規定に反するとして解雇した。 ツール・ド・フランス第4ステージ後のドーピング検査で、尿サンプルから第3世代のEPO(エリスロポエチン)とされるCERA(持続性エリスロポエチン受容体活性化剤)が検出されたリッコ。ツール開幕前のドーピング検査でリッコの検査結果に疑問を抱いたAFLD(フランス反ドーピング機関)は、5回に渡るドーピング検査を集中的にリッコに受けさせていた。 フランスのレキップ紙によれば、禁止薬物の所持や使用はフランスの法律によって禁じられている。薬物所持が確定した場合、リッコには2年以下の禁固刑と3750
ツール・ド・フランスに再び激震が走った。ここまで山岳ステージで2勝を飾る活躍を見せていたリカルド・リッコ(イタリア、サウニエルドゥバル・スコット)のサンプルからEPOの陽性反応が検出された。これによりサウニエルドゥバル・スコットは第12ステージを出走しない。 フランスのレキップ紙が伝えたところによると、禁止薬物EPO(エリスロポエチン)が検出されたのは、AFLD(フランス反ドーピング機関)によって行なわれた第4ステージ後のドーピング検査。検出されたのはCERAと呼ばれるEPOの一種。 リッコはこれまで第6ステージと第9ステージで優勝を飾り、総合成績でも9位に浮上していた。そのライディングスタイルから故マルコ・パンターニ(イタリア)の再来と呼ばれるなど、大きな活躍を集めていたリッコ。その新星イタリアンクライマーのドーピング陽性は、ロードレース界に大きな衝撃を与えた。 リッコのドーピング
2008年7月15日、ツール・ド・フランス第1回目の休息日を迎えたこの日、同レースに出場中のUCI(国際自転車競技連盟)プロツアー17チームとグランツール主催者が会合を開いた。その中で17チームはプロツアーライセンスを更新しないことで合意。新たなシステム作りを目指すと合同声明を発表した。 フランスのレキップ紙が伝えたところによると、会合が行われたのは選手たちが第1回目の休息日を迎えたフランスのポー。アスタナを除くツール出場中の全てのプロツアーチームと、グランツールの主催者であるASO(ツール・ド・フランス)、RCSスポルト(ジロ・デ・イタリア)、Unipublic(ブエルタ・ア・エスパーニャ)が一堂に会した。 会合の最後にチーム側は「17チームは2009年シーズンのプロツアーライセンスを更新しない」「グランツール主催者たちが参加する形での新しいシステム作りを構築する。このシステムへのU
2008/6/3 14:30 ジロ・デ・イタリア2008第21ステージ・レース後インタビュー コンタドール「ヴァカンスを切り上げた甲斐があった」 「先ずはチームと僕を信頼し続けてくれた人々に感謝したい。今僕がすべきことは、家に帰って携帯電話の電源を切ることだ。誰にもヴァカンスの邪魔はさせない。出来ることならステージ1勝はしたかったけど、準備期間の短さからそれは叶わなかった。ステージ優勝を狙うには、もっと前からのトレーニングが必要だ。 この10ヶ月でツール・ド・フランスとジロ・デ・イタリアで総合優勝することが出来た。こんなにインプレッシヴなことはない。ライバルたちは強靭だったし、そんな中でマリアローザを着ることは非常に名誉なことだ。過去のインデュラインのようにね。このジロの勝利はツール連覇と同じぐらい価値がある。いや、それ以上だ。とにかくヴァカンスを切り上げて参戦しただけのことはあ
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