[Tyler Cowen “Frequency of conflict initiation worldwide,” Marginal Revolution, September 19, 2019] 上の画像は,Bear F. Braumoeller が書いた興味深い新刊『現代における戦争の永続』(Only the Dead: The Persistence of War in the Modern Age) から. この本は,世界がだんだん平和になってきているっていうピンカーの説を批判するのに大部分を割いている(ピンカーはヨーロッパ限定の,より楽観的なデータだけを示している).本文から抜粋しよう: (…)紛争と戦争の勃発率は時により変化する.しかも,かなり大幅な変化だ.2回の世界大戦で2つの大きなジャンプがあるのを脇に置いても,1815年から冷戦終結までの期間に紛争の勃発率の中央値は4倍