ジェームズ・ハミルトン 「小人閑居して不善を為す ~バイオレンス映画の(短期的な)犯罪『抑止』効果~」(2007年5月1日) ●James Hamilton, “Idle hands are the devil’s workshop”(Econbrowser, May 1, 2007) カリフォルニア大学サンディエゴ校教授であり、私の同僚でもあるゴードン・ダール(Gordon Dahl)と、カリフォルニア大学バークレー校教授のステファノ・デラヴィーニャ(Stefano DellaVigna)の二人が、共著で興味深い論文を物している。題して、“Does Movie Violence Increase Violent Crime?(pdf)”(「バイオレンス映画は暴力犯罪を誘発するか?」)。 まずはじめに、ダールとデラヴィーニャの二人は、アメリカで封切られたバイオレンス映画の観客動員数の推移に