元日の1日、東京都内では高齢者5人が餅をのどに詰まらせて病院に運ばれました。 このうち90歳の男性が死亡し、80代の男性も意識不明の重体になっています。 東京消防庁によりますと、1日、都内では「餅をのどに詰まらせた」という通報が相次ぎ、午後4時の時点で70歳から90歳までの男性5人が病院に運ばれました。 このうち、西東京市の90歳の男性は、午前中、自宅で焼いた餅を食べていたということで、その後、搬送先の病院で亡くなりました。 また、板橋区の80代の男性は、自宅で雑煮を食べていた際に餅をのどに詰まらせ、現在も意識不明の重体だということです。 東京消防庁は、特に高齢者や幼い子どもが餅を食べる際は小さく切ってよくかむなどして注意するよう呼びかけるとともに、のどに詰まった場合は周りの人が強く背中をたたくなどし、意識がなければすぐに心臓マッサージなどをして救急車を呼んでほしいとしています。