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ブックマーク / synodos.jp (8)

  • 「月曜日のたわわ」を人々はどう見るか/田中辰雄 - SYNODOS

    1.はじめに 日経新聞に載った「月曜日のたわわ」の広告は波紋を呼んだ。「月曜日のたわわ」は青年漫画誌の連載漫画であり、その漫画のキャラを使った広告が不適切であるとして批判されたのである。批判の趣旨は、広告で描かれた絵は女子高生を性的に扱っており、新聞の広告として不適切という点にある。これに対し、表現の自由で許される範囲であるという反論がなされ、活発な論争が起きている。 これに類似の論争はこれまでに何度も繰り返されてきた。古くは、人工知能学会表紙事件(2014年)、新しくは宇崎ちゃん献血ポスター事件(2019年)、そして直近では温泉むすめ事件(2020年)が記憶に新しい。 これらの論争では、人々がその表現をどう受け取るかが争点の一つである。しかし、騒動の渦中に人々がその表現をどう受け取っているかが調べられた例は多くはない。稿ではこれを試みる。この広告に対して批判する意見、容認する意見はど

    「月曜日のたわわ」を人々はどう見るか/田中辰雄 - SYNODOS
    wuzuki
    wuzuki 2022/04/21
    「問題なし」とする人が過半数なのは納得というか、失言系の炎上とは違い、一度は社内審査を通ったものではあるのでさほど意外性はない。イラストではない、実写CMでの炎上案件でも同様の調査があったら見てみたい。
  • 入試国語選択問題の「正解」について――早稲田大学教育学部の説明責任/重田園江 - SYNODOS

    2022年2月19日に行われた、早稲田大学教育学部一般入試の国語問題(第一問)に、私の著書『フーコーの風向き-近代国家の系譜学』(青土社、2020年)の一部が用いられた(44-51ページ)。 それについて、はじめは何の気なしに問題を解いてみた私は、結果的に以下の問い合わせを早稲田大学入学センターに行うことになった(3月4日。メールの一部を改変なしに引用)。 貴学の教育学部国語の第一問に、私の著書『フーコーの風向き』からの出題がありました。 先日解答例が公表されましたので、それについての質問です。 貴学の解答例 問一 イ 問二 ハ 問三 ニ 問四 ホ 問五 イ 問六 ホ 問七 ニ 問八 ハ 河合塾・代ゼミの解答速報(全く同じ) ホ ハ ニ ホ イ ホ ニ ハ 駿台予備校の解答例 ホ ハ ハ ニ イ ホ ニ ハ この論文全体の論旨、およびフーコーの思想を研究してきた上での私が考える解答例 ハ 

    入試国語選択問題の「正解」について――早稲田大学教育学部の説明責任/重田園江 - SYNODOS
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    wuzuki 2022/03/14
  • ヘイトとポリコレの呪縛から抜け出すには?――『21世紀の道徳』から考える/ベンジャミン・クリッツァー/吉川浩満(ホスト) - SYNODOS

    開催日時 2022年3月23日(水)20:00~21:30 講師 ベンジャミン・クリッツァー ホスト 吉川浩満 場所 Zoom【後日、アーカイブの視聴も可能です】 料金 1500円(税込) ※高校・大学・大学院生は無料です。 昨年末に刊行されるやたちまち重版、SNSでも話題の一冊『21世紀の道徳――学問、功利主義、ジェンダー、幸福を考える』(晶文社)の著者ベンジャミン・クリッツァーさんを迎えてお話を伺います。 ポリティカル・コレクトネス、差別、格差、ジェンダー、動物の権利……いま私たちが直面している様々な問題について考えるとき、カギを握るのは「道徳」です。これらをめぐって激しい対立が生じているのも、これらが私たちの道徳感情を強く刺激するトピックであるからにほかなりません。 このような状況に果敢に介入したのが書です。タイトルが語るとおり、書は21世紀という現代にふさわしい道徳のあり方を提

    ヘイトとポリコレの呪縛から抜け出すには?――『21世紀の道徳』から考える/ベンジャミン・クリッツァー/吉川浩満(ホスト) - SYNODOS
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    wuzuki 2022/02/18
    ベンジャミン登壇イベント。
  • 結論が凡庸になっても論理的な哲学的思考を手放さない――『21世紀の道徳 学問、功利主義、ジェンダー、幸福を考える』(晶文社)/ベンジャミン・クリッツァー(著者) - SYNODOS

    2022.02.08 結論が凡庸になっても論理的な哲学的思考を手放さない――『21世紀の道徳 学問、功利主義、ジェンダー、幸福を考える』(晶文社) ベンジャミン・クリッツァー(著者)批評家 #「新しいリベラル」を構想するために 「自然主義的誤謬」を避けながら進化心理学を用いる 2021年12月に刊行された拙著『21世紀の道徳 学問、功利主義、ジェンダー、幸福を考える』では、副題が示すように、さまざまなテーマについて論じられている。 書の副題については、『哲学と進化論から導かれる「正しい考え方」』という案もあった。たとえば、ジェンダーの問題にせよ、あるいは幸福の問題にせよ、それらについて論じるためには、「人間の男女の間には、どの点にどのような差異があり、その差異を発生させる原因とはなにか」「わたしたちにはなぜ幸福を感じる機能が備わっていて、幸福を感じるためには具体的にどのような条件を満たさ

    結論が凡庸になっても論理的な哲学的思考を手放さない――『21世紀の道徳 学問、功利主義、ジェンダー、幸福を考える』(晶文社)/ベンジャミン・クリッツァー(著者) - SYNODOS
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    wuzuki 2022/02/08
  • 「家族」を擁護する――『事実婚と夫婦別姓の社会学』(白澤社)/阪井裕一郎(著者) - SYNODOS

    書は、事実婚と夫婦別姓をめぐる諸問題を、社会学の視点から検討したものである。 大学院時代の私は、「家族の多様化」をめぐる研究関心から、日における事実婚カップルの実態を明らかにしようと、いわば「見切り発車」状態で当事者へのインタビュー調査を開始した。 しかし、話を聞くなかで、まず私が抱いていた「事実婚vs.法律婚」という素朴な前提が覆されていった。調査を通じて、当事者の多くが、「夫婦別姓」のために(より正確に言うならば、婚姻時に双方が姓を変えないために)、事実婚という選択を強いられているという現実に直面する。多くの当事者が法律婚を望んでいたり、「結婚」そのものに肯定的な態度を有していることに気づかされたのである。 当初私は、「意外に保守的?」という印象も抱いた。だがしだいに、そもそも自分自身が「保守的」だと感じたこの感覚それ自体が正しいのだろうかと考えるようになった。自分はどのような部分

    「家族」を擁護する――『事実婚と夫婦別姓の社会学』(白澤社)/阪井裕一郎(著者) - SYNODOS
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    wuzuki 2021/07/23
    LGBTの当事者でも同性婚には賛否あったりするしね。結婚制度への包摂を「異性愛規範への忍び難い屈服」と考える立場の人もいる。一夫一婦制が拡張されるほど、ポリアモリーが排除されるのではと危惧する人もいる。
  • いかがわしくあってはいけない障害者の性――“差別撤廃”か“部分的権利保障”か/要友紀子 - SYNODOS

    昨年、障害学会でシンポジウム「障害、介助、セックスワーク」(2017年10月28日、於神戸学院大学)が行われました。シンポジウムでは、障害者の性の問題をめぐって、障害当事者だけでなく、セックスワーカーの社会的な位置づけを踏まえて議論されるべきであるという問題提起がされました。 そこで、ホワイトハンズという団体が行っている「身体障害者を対象にした射精介助」に対して、障害当事者、障害学研究者、福祉関係者から批判が出されました。(※1)記事では、射精介助をめぐる問題やこれまでの障害者の性に関する論点を解説しながら、ホワイトハンズのような活動の何が問題とされているのかについて説明したいと思います。 障害者の性のノーマライゼーションの運動、議論、実践、支援の歴史は、他のさまざまな課題についての障害者運動、ノーマライゼーションの歴史と同じくらい長いと言えます。これまで障害当事者たちは性に関して、差別

    いかがわしくあってはいけない障害者の性――“差別撤廃”か“部分的権利保障”か/要友紀子 - SYNODOS
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    wuzuki 2018/04/24
    すごく良い批判且つ議論喚起の記事だ。ホワイトハンズ、無邪気に応援してたけど、こうして見てみると確かにこの批判は的を射ている気がする。
  • PRは悪なのか?――パブリック・リレーションズの歴史社会学/開沼博×河炅珍 - SYNODOS

    PR(パブリック・リレーションズ)、私たちが日常的に耳にするありふれた言葉だ。しかし、このPRこそが社会の形成に大きく影響を及ぼし、またその様相を鏡のように映し出す。『パブリック・リレーションズの歴史社会学――アメリカと日における〈企業自我〉の構築』で、PRの基構造を解き明かした河炅珍氏が、社会学者の開沼博氏とともに、PRという切り口から現代社会を解き明かす。(構成/服部美咲) 開沼 『パブリック・リレーションズの歴史社会学』は重厚でありながら、とても面白いでした。河さんの長年の研究の対象であるPRというテーマですが、これは現代社会において、両義的な、興味深い存在だと思うんですね。 一方では、かつてのようにはモノが売れない、人も集まらない社会になっているなかで、例えば地方自治体が斬新な切り口でPRをおこなってインターネットで話題になるなど、最先端の明るい雰囲気を持っている。他方では、

    PRは悪なのか?――パブリック・リレーションズの歴史社会学/開沼博×河炅珍 - SYNODOS
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    wuzuki 2017/05/29
    ほとんど話題になってないけど、広告やプロパガンダにも社会学にも興味がある私にとっては、この記事はめちゃめちゃ面白かった。本も読んでみたいと思ったけど、ピケティより高いのでさすがに手が出しづらい……。
  • 都市に住むことの本当の価値とは?――「東京一極集中の弊害」論の誤り/『東京どこに住む?』著者、速水健朗氏インタビュー - SYNODOS

    都市に住むことの当の価値とは?――「東京一極集中の弊害」論の誤り 『東京どこに住む?』著者、速水健朗氏インタビュー 情報 #新刊インタビュー#都市間格差#東京どこに住む? 今、世界中で都市への人口一極集中が起きている。日においても東京中心部の移動が活発化する中、政府は地方移住の促進など人口拡散を目指す政策を進めている。しかし、そもそも都市への人口集中は何が問題なのか。どこに住むかの重要性がかつてなく高まっている現代において、都市に住むことの当のメリットとは何なのか? その真相に迫った『東京どこに住む? 住所格差と人生格差』(朝日新書)の著者、速水健朗氏にお話を伺った。(聞き手・構成/大谷佳名) ――今日は『東京どこに住む? 住所格差と人生格差』の著者である速水健朗さんにお話を伺います。こののテーマについて教えてください。 いまの日の人口政策は、東京への人口一極集中をい止めて、

    都市に住むことの本当の価値とは?――「東京一極集中の弊害」論の誤り/『東京どこに住む?』著者、速水健朗氏インタビュー - SYNODOS
    wuzuki
    wuzuki 2016/10/06
    飲食店と地価の関係、『第三の波』での予言などなど、すごく面白く読んだ。人との接触機会が増えることの魅力は、あちこちに住んだ私も本当に痛感してる。「都会に住む後ろめたさ」も、なんとなくわかる気がします。
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