物価の高騰が子育て世帯にも影響を与える中、東京・葛飾区は、区立中学校の修学旅行の費用を来年度(令和7年度)から無償化する方針を決めました。 無償化は23区で初 葛飾区立の中学校では、中学3年生になると2泊3日の日程で多くは京都と奈良を目的地に修学旅行を実施していて、各家庭では、交通費や宿泊費、それに食事代など、生徒1人あたり、これまでおよそ7万円がかかり、現在は各家庭が負担しています。 区によりますと物価の高騰やインバウンド需要の増加などを背景に、旅行の費用が上がり、来年度は生徒1人当たり、従来を上回る8万円程度を想定しているということです。このため区では、子育て世帯の負担を軽減させる必要があるとして、無償化する方針を決め、必要な予算として、2億3000万円あまりを来年度の当初予算案に盛り込むことにしています。 街の人の反応は 40代女性