(ブルームバーグ):インターネット検索最大手の米グーグルを米当局が再び反トラスト法(独占禁止法)違反の疑いで調査している。同社が開発した携帯端末用基本ソフト(OS)のアンドロイドの利用で業界の競争を妨げている疑いが持たれていると、事情に詳しい関係者2人が明らかにした。 関係者が匿名を条件に述べたところによると、連邦取引委員会(FTC)が調査を率いることで米司法省と合意した。FTCは、グーグルがアンドロイド上で自社サービスを優先し他社製を制限していると主張する複数のテクノロジー企業の代表者から事情を聞いたという。 調査は初期段階にあり、グーグルに対して何らかの措置が講じられることなく終了する可能性はあるものの、FTCが依然として同社に注目していることが示された。FTCは2013年、別の反トラスト法違反調査で同社と和解している。この調査決着後に一部のテクノロジー企業は、FTCがグーグルを摘発す