バルセロナ合同テスト2日目のホンダは、さらに厳しい状況に直面することとなった。僅か29周でパワーを失い、パワーユニット交換で約5時間のロスを強いられた。ICEの気筒が機能しなくなるというメカニカルなトラブルだというが、現時点では原因不明のこの問題について長谷川祐介F1総責任者に説明してもらった。 ーー今朝はインスタレーションでまず問題が起きました。 「インスタレーションで何かありましたっけ? あ、ガス欠ですね。クルマが新車ですから、いずれそういうところはチェックしますし、問題ではないですね。燃料タンクにしてもオイルタンクにしても、最大最少の吸える溢れるっていうのは確認するものですからね」 ーーその後の29周目までの走行は特に問題は? 「今朝から新しい3基目のパワーユニットに交換して走ったんですが、特に問題はありませんでした。午前中はエアロの計測をしてテスト項目をこなしていきましたが、パワー