今回は「ライティングの写り込み」について考えてみます。「考えてみます」と言うのはそこに正解は無いからなんですが、時折「光沢物にライティングの写り込みを無くす方法」を聞かれます。ただ、実際には「無くす」と言うのは物理的に無理な場合も多いのでいつでも写り込みを無くせる訳ではないということです(私の知る限り)。 そこで今回は逆にライティングを「写り込ませる」というコロンブスの卵の発想で撮影した例を紹介します。 被写体は光沢ありつつ透明といういささか難易度高めのシャンプーのボトルです。 ●基本パターン 私の場合ですが、まず最初にポップアップタイプのソフトボックスを真上から当てるライティングを試します。 これで撮るとどうなるかというとこうなります。 ソフトボックスがガッツリ写り込んでます。また、下の方は台の「白」が写り込んでいるのですが被写体が歪曲しつつ光沢があるので写り込み方があまり綺麗じゃないで