糖尿病の薬、インスリンのジェネリック薬がないのは、製薬会社が少しずつ変更を加えて100年近く特許を守ってきたからのようだ。 米国ジョンズ・ホプキンス大学医学大学院の研究グループが、有力医学誌ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン2015年3月号で報告した。 糖尿病にとっては重要な薬 米国では600万人以上が使用しているインスリン。 糖尿病は医薬品を使用せずに生活習慣の改善で管理できる場合も多い一方で、一部の人は毎日インスリンを注射しなければならない。 処方薬が保険でカバーされていない場合、インスリン代は毎月120〜400ドルに上る。日本円で言うと、1カ月1万~4万円ほどの範囲になる。 もっとも日本では国民皆保険なので米国ほど高くなることはないにしても、負担が続くのは変わりないだろう。 インスリン代が払えない人は注射を止めてしまい、失明や腎不全につながる怖れがある。
![糖尿病薬インスリンにジェネリック薬がない、「100年近く守られる」、安価にならない | Medエッジ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ef138fd6d4b28fa2036c038c927b5c58f476b440/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fmededge.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2015%2F03%2F150315_YH_insulin.jpg)