タグ

ブックマーク / ksei.exblog.jp (2)

  • 満期出所者は棄民か -刑事政策の狭間で- | 断想

    「私が今,関わっている被告人が,保護カードをもらって満期出所した方です。 無銭飲を繰り返して親族とも音信不通となっている単身者で,行く当てがなかったのですが,出所が年末だったため,保護会に空きがなく入れなかったようです。 わずかな作業報奨金は数日でなくなり,野宿していましたが,寒くてお腹がすいて,無銭飲をしてしまい,また捕まりました。気の毒です。」 (まるチーズ) これは、昨日、法律事務所にお勤めの方から頂いたコメントの一部です。 累犯者の中でも満期釈放者の問題は、まさに刑事政策が行き詰まっている部分です。 今回は、この問題がテーマです。 囚人が□(かこい)の外へ出て、やっと人並みに社会に戻れたとホッとしたら、復帰した社会ではべることもできず、泊まれる家もない社会で、寒空の中、また□(かこい)の中に戻り、囚人になる。 まるでカフカやカミユが描いた不条理の世界を彷彿させます。 犯罪を刑

    満期出所者は棄民か -刑事政策の狭間で- | 断想
    x-osk
    x-osk 2017/06/27
  • 高齢化社会で取り残される高齢出所者 | 断想

    誰も好んで刑務所に入りたい人はいないと思うが、中には刑務所行きが目的で犯行に及んだとしか思えないような一群の人がいる。 彼らの多くは、以前に刑務所生活を経験しており、どの程度の犯罪をすれば入所でき、刑期を受けるかを予想して犯行に及び、危険な犯罪に走る者もいる。 ① 2000年10月、住所不定、無職の50代の男は、駅ホームのベンチに座っていた登校途中の女子高生を隠し持っていた包丁で刺して重傷を負わせた。 男は5日前に刑務所を出たばかりで、「仕事がない。  人を殺せば、もう一度刑務所に入れると思った」 と語った。 ② 2006年1月の深夜、JR下関駅から出火し、三角屋根の木造駅舎と隣接する飲店など駅東口約3千800平方メートルが焼失し、被害額は5億円以上、列車運行にも大きな支障が生じた。 火災現場近くにいた70代の男が放火を認めて逮捕された。 男は、放火事件で服役していた福岡県の刑務所を8日

    高齢化社会で取り残される高齢出所者 | 断想
    x-osk
    x-osk 2013/07/19
  • 1