id:cafe_noir:20041229でコメントした後、放ったらかしにしていた「スティグマ」についてエントリ。 「スティグマ」という用語を「ひきこもり」に持ち込むことは生産的ではないが、ひきこもり後には生産的であるかもしれない。「スティグマ」については大村英昭の見解を引用しつつ説明。 「スティグマ」という言葉は学術用語ではなく日常的に使われる言葉だ。もともとは奴隷や犯罪人になどに押されていた「烙印」のことであったが、カトリック教会では、十字架上で死んだキリストの五つの傷と同じものが聖人にあらわれるということから「聖痕」の意味にも使われようになった。 「ステイグマ」は日常用語としてすでに道徳的に着色されている。すなわち、カソリック教会では「聖痕」の意であって、本当の聖人を識別できる一定のマークである。だがこれはカソリック教義によって意味転換した結果であって、より一般的には、奴隷や犯罪者に
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