最近、とあるドキュメンタリー映画を見ていて強く心を打たれました。それが『二郎は鮨の夢を見る』です。 米国で250万ドル以上の興行収入を出したこのドキュメンタリーは寿司屋「二郎」の職人さんの姿勢について映した映画です。 この映画を見て特に好きだった言葉があります。 それが二郎さんがとあるシーンでぼそっと言った言葉。 (自分の店に納品しているお米屋さんに対して)米は詳しい。普通のお米屋さんと、ちょっと違う。そら色んなことをよく知ってますよ、もう。だから安心して頼めるんですけどね。何も知らないのだと詐欺になっちゃうから。 他にも“名言っぽい”セリフはたくさんありましたが、個人的にはこの最後のセリフに一番強く感銘を受けました。 「(専門家が)何もしらないのだと詐欺になっちゃうから」 もちろん、実際にはそんなことはないのですが、少なくとも職人の心構えとして、おそらくふと出た言葉だったであろうだけに、