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ブックマーク / ukmedia.exblog.jp (39)

  • オランダの恥 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    「スレブレニツァ虐殺事件」は、オランダにとって重い意味を持つようだ。〔この町の読み方はいろいろあるようだ。) elmoiyさんにご指摘いただきネットを見ると、ヤフーなどから時事通信の記事他が出た。 国連とオランダを提訴=スレブレニツァ虐殺事件の遺族 6月5日6時0分配信 時事通信 【ブリュッセル4日時事】ボスニア・ヘルツェゴビナ内戦末期の1995年、東部スレブレニツァでセルビア人勢力に虐殺されたイスラム系住民約8000人の遺族が、虐殺を傍観したとして、国連とオランダ政府の責任を問う集団訴訟をオランダ・ハーグ地裁に起こした。 原告は、オランダに設立された遺族会「スレブレニツァの母たち」に属する遺族約6000人で、国連とオランダ政府の責任を認定するよう求めている。金銭的な補償は求めていない。 これとは別の遺族10人は、一人当たり2万5000ユーロ(約410万円)の損害賠償を請求している。 おそ

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  • BIG BROTHER オランダの臓器提供番組の余波  | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    オランダで「ビッグ・ドナー・ショー」(ドナーは臓器)という番組が金曜日放映され、波紋を呼んでいる。 前にも書いたが英国や他の欧州の国々など70カ国で、いわゆる「ビッグ・ブラザー」と題された番組が放映されている。男女のグループが、外界から遮断され、一定期間、一定の場所で生活をし、これをカメラが24時間記録する、というパターンのテレビ・ドキュメンタリーだ。 先週の金曜日、オランダ版が放映されたのだが、この中で3人の臓器移植希望者が番組に参加し、脳腫瘍で末期症状の女性から死後臓器を提供してもらおうと競い合う様子を描いた。政治家たちから「倫理に反する」、「悪趣味」として非難が続出。オランダ憲法によると、まだ放映されていない番組を政治の力で禁止することは事前検閲になるからできないそうで、放映中止にしたいがそうはできず、困った状態になっていた。 このニュースは英国でももちろん大きく報道された。 ところ

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  • 教育問題 日英の認識ギャップ | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    現在の教育問題のことを詳述するほどの知識が、今のところあまりないのだが、日英間の認識のギャップで、驚くことの1つがこの問題だ。 安倍首相が英国の教育改革のことを誉めたということで、英国の教育を学ぼう、という考えが日(の一部)である、と聞いたからだ。驚愕した、と言ってもいいかもしれない。 英国のメディアを見ると、誇張されているかもしれないが、いかに教育の質が低いかを嘆く記事が満載だ。前にも若干このブログで書いたけれども、1990年代半ば頃、私自身が会社員であった時に、教育問題を担当していたことがあって、ちょうどゆとり教育を文部省(当時の)や中教審がプッシュしようとしていた時だった。詰め込み主義はいけない、情報を学ぶだけではだめで、もっとゆとりを持ち、自分で考え、自分で物事を決める力(「生きる力」?)をつけさせるべきだ、と。 ゆとりを与える、つまり授業数などを減らした場合、学力が落ちることも

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  • 雅子妃の本と謝罪 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    昨日、ベリタで雅子妃のスクープが!と書いたが、雅子妃のことをオーストラリアの作家がにし、外務省が謝罪を要求したという一件だったが、日の新聞では出ているのだろうか?今朝ヤフーなどでみた限りは見つからなかったのだが。(追記:後で見つけました。毎日新聞など。共同でも出たと聞きました。) グーグル英語版を見ると、ロシア、インド、オーストラリア、英国、などなど世界中のメディアが報道している。 ベリタの記事は筆者に取材した貴重なものだったが(ご興味のある方はご覧いただきたい)、15日付テレグラフにも特派員伝で概要が載っていた。 それによると、日政府は作家の出身国オーストラリア政府に抗議文を送った、とある。雅子妃のは「尊敬の念を欠き、歪曲している」として、謝罪を要求した。 オーストラリアにある日大使館を通じての干渉に、オーストラリア人の作家で元東京のジャーナリストだったベン・ヒルズ氏は、謝罪

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  • フセインの死刑執行の映像を出すべきか、出さざるべきか | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    サダム・フセイン元イラク大統領の死刑執行から数日経った。裁判が公正だったかどうか、死刑にするべきだったどうか、という議論が(少なくとも)英国・欧州では絶えない。そもそも、例えどんな罪を犯したにせよ、死刑という極刑にすること自体に、意図的に人の命を絶つことに、英国・欧州の知識人はとまどいを感じるようだ。これ以前にも、英国の新聞を読んでいると、「米国では(未だに)(野蛮な)死刑が行われているが」という表現をよく目にする。英国紙は米国を皮肉る・馬鹿にするのが一種の趣味というか癖になっているので、こういう表現に接すると、「また出たな」と思ってしまう。(私自身は死刑を感情的に呑み込めないでいる。理論は分からないでもないのだが・・・。) そこで、少しずつだが、今回のフセインの死刑執行を「公正な裁判なしに行われた」「野蛮な行為」「欧米の独裁者で、このような形で死刑執行となった人は誰一人としてないのに」「

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  • デンマーク風刺画掲載から1年 その1 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    今年2月、デンマーク紙の風刺画掲載が世界中で大きな事件に発展したことをまだ覚えている方はいらっしゃるだろう。今年9月にはローマ法王のイスラム教に関する否定的と受け取られる発言があって、やや似た状況も起きてしまった。 風刺画掲載そのものは昨年の9月で、そういう意味では、デンマーク国民からすると、丁度1年経ったことになる。 果たしてデンマークは、そして表現の自由はどう変わったのだろう?そして、人々はどんなことを考えて生きているのだろう?もちろん、風刺画のことなど、考えないで生きている人のほうが多いには違いない。それでも、ムスリム国民、非ムスリム国民との間の関係には何か変化があるのか、ないのか? そんなことが気になって、9月末から10月上旬にかけて、コペンハーゲンを再度訪れてみた。2月の風刺画事件の渦中に行ったのが初めてなので、今回が2回目となった。 その結果を、新聞通信調査会というところの「調

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  • ローマ法王発言の波紋 TODAY放送分から | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    前回、言葉が足りないように感じたので、BBCラジオのTODAYの中の会話の大枠を再現してみたい。(9月16日放送分。来週の月曜日の朝6時前までは、おそらく16日付分が聞けると思う。放送開始後1:35分頃より。http://www.bbc.co.uk/radio4/progs/listenagain.shtml) オックスフォード大学の教授タリク・ラマダン氏とウエールズ・カーディフ大司教ピーター・スミス氏がゲストだった。 ―スピーチに怒りを感じているか? ラマダン氏:怒りを感じない。全体の文脈の中で考えるべきだ。最善の言葉ではない、と思った。14世紀の言葉を引用している。こんなことをする正しいときではないし、正しいやり方ではない。私たちは落ち着いて、合理的にこの問題を考えるべきだ。法王はジハードなどの問題を問いかけている。もっと重要なことにはイスラム教の合理性と欧州の伝統に関して話している。

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  • 思考の壁? ローマ法王のスピーチ | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    預言者ムハンマドはどうやってイスラム教を広めたか ローマ法王が12日、ドイツで行ったスピーチの内容に、世界各地のイスラム教国家で反発がおき、インドではローマ法王に似せた人形を人々が焼く、という行為があった。 そのスピーチの内容の抜粋の英訳がBBCのウエブサイトに載っていたが、そのまま訳すのが難しい。言葉をじっくり聞いて、考える・・・という性格のものなのだろう。また、キリスト教に造詣の深い方は、深く読めるだろうと思う。 テレビ画面で見た限りは言語はドイツ語のようだったが。(法王はドイツ人。) http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/europe/5348456.stm 全訳もPDFであった。 http://news.bbc.co.uk/1/shared/bsp/hi/pdfs/15_09_06_pope.pdf オリジナルのドイツ語でどうだったか、キリスト教の教義と

    思考の壁? ローマ法王のスピーチ | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
    xiao_liang
    xiao_liang 2006/09/16
    どう取り繕ってもモロにエスノセントリズムじゃ…
  • http://ukmedia.exblog.jp/4176792

  • オランダ内閣総辞職 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    アヤーン・ヒルシ・アリ(元)議員の国籍はく奪問題がきっかけとなって、オランダの内閣が、30日、総辞職となった。alfayoko2005さんが指摘してくださったように、オランダの政治史に、ヒルシ・アリ氏は名前を残すことになった。私自身、驚いてしまった。 オランダの政治は、長いこと、退屈なことで知られていたようだが、ここ数年、変わってきたようだ。 (読売記事+若干変更―名前部分のみ) オランダ内閣総辞職、移民議員の国籍はく奪めぐり オランダ・バルケネンデ政権の全閣僚が30日、ベアトリックス女王に辞表を提出、3党連立内閣は総辞職した。 ソマリア出身の女性でイスラム社会における女性解放を訴えている元下院議員アヤーン・ヒルシ・アリさん(36)のオランダ国籍はく奪問題をめぐり政局が混乱、連立が崩壊した。 リタ・フェルドンク移民相は5月、ヒルシ・アリさんが亡命申請時に姓や生年月日を偽った」として、国籍の

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  • ラマダン氏―2 雑感 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    前回、タリク・ラマダン氏のことを書いたのだが、会見時から頭に残って離れない疑問があった。 それは直感のようなものなのだが、一人のムスリムとして、西欧社会(イスラム文化がメインではない社会、キリスト教的価値観の社会、と想定した上で)に向かって発言をするときに、西欧社会の中の「ムスリム観」を前提として話していたようだった。この点に私が違和感を持ったのには理由がある。 英メディアを見ていると、特に7・7ロンドンテロ以降その傾向が強いが、ムスリムたちに対するネガティブな報道が多い。「ネガティブ」というのは、報道のスタイルがそうだというよりも、もっと根っこの部分のことだ。つまり、議論の最初の出発点が、「ムスリム(あるいはイスラム教)=問題」、だから、「何とかしなければならない存在」、となっているように見える。 私はこの点に疑問を感じるようになった。欧州とムスリムという問題を考えるとき、むしろ、西欧社

    ラマダン氏―2 雑感 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
  • ラマダンのアヤーン・ヒルシ・アリ評 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    (捕鯨の件で、皆さんから、貴重な意見をいただき、ありがとうございました。 せめてエコノミストの記事ーー商業捕鯨を支持しているーーを後で載せたいと思いながら、日が過ぎていることをお許しください。この記事を見逃した方のために、下にコピーしておきます。また、この件に関しては、少なくとも英国ではグリーンピースがかなり力を入れていたようです。) オランダの政治家アヤーン・ヒルシ・アリ氏は、イスラム教徒(元?)でありながら、イスラム教が後進的だとして批判している。もともとソマリアからの難民で、オランダに来て、オランダ国籍を取得し、国会議員になった。 ところが、難民申請の時に、年齢や難民となった理由など、虚偽の申告をしていた、として、先日、国籍そのものがはく奪されるのでは、という事態が起きていた。 イスラム教批判者として知られるヒルシ・アリ氏。前にここで何度も書いているが、「服従」という映画の脚を書い

    ラマダンのアヤーン・ヒルシ・アリ評 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
  • 商業捕鯨 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    今、英国では、捕鯨に関しての報道・会話で、日を支持する人はほとんどいない。 「英国では」と書くと言い方がでかすぎるように聞こえるかもしれないが、実際、メディア報道がそうだし、友人、知人、誰にしろ、この件に関して、日に好意的な発言が出ることは、まずないといっていい。しかも、この件を話すと、みんな(英国の人やインタビューされている人)は、怒っている。相当感情的になっている。日は戦犯扱い、という感じだ。 イランの核開発に関しても、英国はかなりドラマチックにイランを批判していたが、それがそのまま日に適用されているような思いもする。 以下は共同の記事。 商業捕鯨再開へ警戒感 英BBC 【ロンドン19日共同】英BBCテレビは19日、国際捕鯨委員会(IWC)が商業捕鯨一時禁止決定に批判的な内容の宣言を採択したことについて「日が捕鯨推進の採決で勝利」と繰り返し報じ、警戒感を示した。 BBCは、も

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  • グアンタナモ収容所で自殺者が | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    キューバにある米グアンタナモ基地の収容所には、米国がテロ容疑者と見なす460人が拘束されているが、BBCによると、3人の拘束者たち(サウジアラビア人2人、イエーメン人一人)が自殺したそうである。首吊り自殺だった。 米軍によると、自然発生的な自殺でなく、計画された自殺だった。収容所での自殺が発表されたのは初めて。 衣類とベッドのシーツを使っての自殺だった。4年前にテロ容疑者を拘束するようになってから、25人の拘束者たちによる41回の自殺未遂があった。 基地の米軍司令官は、自殺は絶望からではなかった、としている。自殺者達は「スマートで、創造力があり、committed(信念を持つ、と言う意味合いか?)。私たちの、及び自分たち自身の命になんの思いもない。絶望からの行為ではなく、私たちに対する戦争行為だ」。 ブレア首相の広報官は、自殺を「悲しい出来事」として、調査の結果を待つべきだ、と答えているよ

    グアンタナモ収容所で自殺者が | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
  • グアンタナモとザルカウイ報道における、米国の「ライン」 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    いろいろなことが起きていて、書こうと思う間にどんどん時間が過ぎてゆく。 ここ2-3日、ロンドンは異様に暑く、公的場所・交通機関でもエアコンが入っている場所は少ないので(昨日のブレア英首相会見+イスラエルの首相でも、ブレア氏は汗いっぱいだった)、今朝、夜雨が降ったのか少し涼しくなり、ややほっとしている。 グアンタナモ収容所での3人の自殺と、イラクでのザルカウイ容疑者の殺害だが、両方とも、「米国のPR戦略・スピン」という要素が英メディアでは語られている。 グアンタナモで3人の拘束者が最近自殺したが、ブッシュ米大統領自身も、懸念を表明したというにも関わらず、自殺を発表した側の米軍グアンタナモ関係者らは、非常にクールな感じで、(自殺は)「私たち(米国か?)に対する戦争行為だ」、「人の命をなんとも思っていない」などと説明。テレビで、何度も自殺の事実を発表する場面が流れたが、紙を読んでいる様子で、どこ

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  • テロ容疑者として撃たれた兄弟が会見 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    6月2日、自宅にテロ捜査が入り、「容疑者」かもしれないとして逮捕されていた兄弟2人が、先ほど、会見をした。1時間ほどの会見だったが、涙が出てくるような場面も多々あった。 逮捕され、数日前に釈放されたのは、アブール・コヤル氏(20歳、写真左)と兄のモハマド・アブダル・カハル氏(23歳、右)。兄のほうは、捜査中に右胸を撃たれている。 東ロンドンのフォレスト・ゲイトという場所にある、ある家を、2日の午前4時ごろ、警視庁の捜査員が直撃。警察だ、という説明など、一切なしに入ってきたと言う。 家族は、てっきり強盗だと思ったと言う。 窓が割れたような音が聞こえ、ベッドから抜け出し、階段を下りてきた兄は、右胸を捜査員に撃たれた。 倒れた兄は、殴られるなどして、路上に引きずり出される。その後も、暴行にあいながら、警察の車に乗せられた。 弟もこのとき、手錠をかけられ、同時に連れて行かれた。 母や父も怪我をおっ

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  • 小林恭子の英国メディア・ウオッチ : 世界の新聞発行部数

    世界新聞協会(WAN)の発表(5日)によると、世界中の新聞発行部数(有料+無料)は2005年でやや増え、新聞広告による収入は4年間で最高額を示したという。 http://www.moscow2006.com/eng/news/congress/1375/ 発行部数は前年比1・21%増。過去5年では7・8%増。無料の日刊紙は全発行部数の中で6%を占め、欧州では17%を占める。有料新聞だけを見ると、前年比0・56%増だ。有料新聞の発行部数は4億3900万部。無料新聞を入れると4億6400万部。 販売収入では0.56%の増加、過去5年では 6%増。 WANによる調査結果は、モスクワで開催されている第59回世界新聞大会で発表された。 新聞をオンラインで読む人は増え続けており、2005年で前年比8・71%増。 発行部数の大きな新聞をリストアップすると、10紙の中で7紙がアジアの新聞だった。中国、日

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  • 日本の軍事費は巨大 英シンクタンク調べ | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    昨日、英シンクタンクIISSというところが、「ミリタリーバランス2006」という情報を出した。 以下は共同の記事。 中国軍事費、公表の3倍超 英戦略研報告書 【ロンドン24日共同】英国の有力シンクタンク国際戦略研究所(IISS)は24日、各国の軍事力と地域情勢を分析した報告書「ミリタリー・バランス2006」を発表した。2004年の中国の軍事費が、研究開発費などを加えて人民元の購買力平価などに基づく独自のドル換算をした結果、公式発表の3倍超になるとの試算を明らかにした。 03年の軍事費は独自のドル換算前の段階で公式発表の1・7倍だった。 報告書では、04年の中国の軍事費は843億ドル(約9兆5000億円)で、ロシアを抜き米国に次ぐ世界第2位の規模。05年は995億ドルで、チップマンIISS所長は「急激な増加傾向にある」と指摘、軍事力強化を急ぐ中国の姿が浮き彫りとなった。 (共同通信) - 5

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  • 外国人嫌いの中の風刺画 デンマーク | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    雑誌「新聞研究」(日新聞協会出版)5月号が、欧州を中心とした風刺画事件の背後の要素を分析した記事を数掲載している。欧州全体の話と、フランス、ドイツ、デンマークの事情だ。 私はそのデンマーク分を担当したが、特にフランスの事情が書かれてある「大きな暴動には発展せず」の記事(産経新聞の山口昌子さん執筆)には、目からうろこが落ちる思いがした。「イスラム教への理解も他の欧州の国より深い」フランスの話を、是非どこかで読んでいただきたい。 ご参考までに、私自身の記事は以下。もっといろいろな事情もあるのだろうが、一部の外国人=イスラム教徒の国民に対する、一種の挑発行為のように受け止められた、というデンマークの国内事情を中心にしてみた。ただし、風刺画を載せたユランズ・ポステン紙自身は挑発行為ではなかった、としている。これは嘘を言っているのではないと思う。担当した文化部長が、何度も、表現の自由のため、とメ

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  • 英内相、辞任もあり?地方選結果次第で | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    イングランドの統一地方選挙の投票が、4日行われた。同日夜、開票が始まり、結果は5日中には分かる。 夜のニュース番組「ニューズナイト」を見ていたら、政治記者のマーサ・カーニー氏が、労働党が惨敗すれば、「チャールズ・クラーク内務大臣の辞任はほぼ明らか」と、「その筋」の話として伝えていた。 ブレア政権は、このところスキャンダルが相次いでいる。副首相のジョン・プレスコット氏の不倫が明らかになり(秘書の一人とで、しかも、ドアを開けたままで、オフィスの部屋でことを行っていたと言う・・報道によれば、だが)、クラーク内相は、外国人犯罪者を国へ強制送還していなかった件で、非難が高まっている。 「外国人問題」は、時々思い出したように、英国で話題になる。難民申請者の数が1990年代後半ごろから急激に増え(主にイラクから)、これを何とかすることが、ブレア政権の課題となった。欧州連合が東欧諸国からの新メンバーを入

    英内相、辞任もあり?地方選結果次第で | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ