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ブックマーク / www.ajup-net.com (7)

  • 公開研修会「電子出版・学術情報の電子化の実践のために」の報告 « 大学出版部協会

    10月26日と27日の二日間にわたって、公開研修会「電子出版・学術情報の電子化の実践のために」が開催された。主催は当協会関西部会・電子部会。参加者は約50名。 会場となった大阪大学中之島センター周辺は福澤諭吉の誕生の地。堂島川をはさんだ対岸には「福澤諭吉誕生地記念碑」が建てられている。「大学出版の祖、福澤生誕の地で研修会を開催できることを、たいへん喜ばしく思います」という竹中英俊(協会常任理事・東京大学出版会)の開会のあいさつによって、2日間におよぶ研修会がはじまった。 初日は第1テーマ「学術情報の電子化を軸にした大学教育・研究の再編成」について、2人の図書館員の講演からスタート。 竹内比呂也(千葉大学図書館長)は、「アカデミックリンク」を軸に大学における高等教育の変化を報告。「アカデミックリンク」とは千葉大学が全学的に取り組んでいる教育改革のひとつの「実験」であり、その手段として学生への

    xiaodong
    xiaodong 2011/11/24
    「教育改革と教材の電子化という流れの中で、従来の図書館資料費とは別枠の予算が必要である、というロジックをつくる必要がある」
  • 「大学出版」 « 大学出版部協会

    ●変化の時代を乗り越える――六〇年の軌跡と今後の展望(橋元博樹) ●【記念講演】民主主義と学問が支える社会へ――日学術会議問題から考える(宇野重規) ●“One Team”の営業部会をめざして(土橋由明) ●【鼎談】づくりと棚づくりに魅せられて――慶應義塾大学出版会×ジュンク堂書店(村上文、森曉子、井出ゆみこ) ●何年経っても忘れられない、編集者の一冊《12》 八木晃二著『超ID社会――ビッグデータ、IoT、AIスコアリング時代に、プライバシーと自分像をいかに守るか』(真下恵美子) ●「のある場所」を拡げる力――「一冊!取引所」がめざすもの(渡辺佑一) ●自分たちなりの、もうひとつの選択肢を――愛知県名古屋市 ON READING(黒田杏子) ●屋とのあるところ――東京都三鷹市 UNITÉ(大森皓太) ●非効率な“屋”を愉しむ――栃木県那須烏山市 NAYA BOOKS(髙田直樹

  • 大学出版80 【インタビュー】取次の近代と出版流通の未来――東京大学大学院・柴野京子さんに聞く

    【解説】 柴野京子氏は、1962年生まれ、株式会社トーハンを経て、現在、東京大学大学院情報学環博士課程在学中、相模女子大学非常勤講師も務める。取次に勤務していた経験を生かして、出版流通を歴史社会学・メディア論の視点から研究しており、今年7月には、修士論文に加筆修正を加え『書棚と平台――出版流通というメディア』(弘文堂)として刊行した。同書については、「これまで出版流通について書かれた最も優れた作品である」(箕輪成男氏)、「の未来を考えるとき、書が示唆するものはたくさんある」(永江朗氏)など多くの反響を呼び起こしており、今後の出版を占う際の必読文献であることは間違いないだろう。 出版流通をめぐっては、高い返品率の一方で配が読者のニーズに応え切れないなど、取次を中心として様々な課題を抱えている。各所で議論が活発に交わされているなか、いまに至る流通の来歴を冷静に分析することかた始まった今回

  • 大学出版79 人文学、社会科学の振興と科研費出版助成

    学術分科会の報告 人文学、社会科学の分野の書籍の学術出版の役割については、科学技術・学術審議会学術分科会が出した「人文学及び社会科学の振興について(報告)」が、卓越した説明をしてくれている。この報告書は、個々の学術出版社、学術書の編集者に留まらず、研究者や学術書を売っている書店の方々まで、広く学術出版に関わるものにとってとても重要なものかつ画期的なものだ。ご存じない方のためにこの報告書を紹介するところからはじめたい。 学問の評価のあり方としての書籍 文部科学省の設置した審議会である「科学技術・学術審議会学術分科会は、平成19年5月より、科学技術・学術審議会学術分科会学術研究推進部会の下に「人文学及び社会科学の振興に関する委員会」を設置し、人文学及び社会科学の学問的特性、役割・機能等を踏まえた振興方策について検討を行って」きた。これまで検討された内容が報告書としてまとめられ、公開された。 報

    xiaodong
    xiaodong 2009/11/17
    「学術出版の経済的規模」
  • 大学出版79 日本学士院賞と科研費出版助成

    はじめに・科研費出版助成と基礎研究 このたび平成21年度(第99回)日学士院賞をいただくことができた。受賞作品となった『フランス自由主義の成立――公共圏の思想史』(名古屋大学出版会、2007年)は、日学術振興会の2006年度科学研究費補助金研究成果公開促進費「学術図書」(以下、科研費出版助成と呼ぶ)の交付を受けている。地味な専門研究であり、科研費出版助成の制度がなければ出版は困難であったろう。 理系文系を問わず、専門研究、特に基礎研究は、直接的な有用性を明示できない場合が多い。未知の領域への大胆な挑戦があればあるほど、それはかえって有用性との結びつきを見えなくする。人文社会科学分野では、基礎研究の主題は、長い歴史の物差しで見てはじめて社会的意義が決まるものであって、ほとんどの場合、現状で役立つようには見えない。むしろ市場的価値のないものをこそ、出版し公表しておくことが必要なのである。私

    xiaodong
    xiaodong 2009/11/17
    「科研費出版助成の制度を活用する場合には、市場的価値による拘束から相対的に自由になるだけ、著者と編集者は、学術的価値の創造に専心することができる。」
  • 大学出版79 科研費出版助成と学術出版

    はじめに・科研費出版助成削減の現状 日学術振興会の管轄する科学研究費の研究成果公開促進費が2007年度と08年度の2年にわたって大幅に削減された。研究成果公開促進費は「学術図書」「学術定期刊行物」「データベース」の3つの種目からなっているが、このうち大学出版部はじめ学術系出版社が主として関わっているのは「学術図書」である(以下では、この種目を指して科研費出版助成と呼ぶことがある)。 この「学術図書」に対する出版助成の予算(新規採択分)は、07年度に40%削減され、08年度にさらに10%カットされて、09年度はわずかに上昇したものの、05年度や06年度と比べて4割以上少ない状態が続いている。金額にして06年度の7億円弱から08年度の3.7億円に(09年度は3.9億円)、採択件数は340~350台であったものが220~230台になり、05年度や06年度と比べて100件以上少ない。採択率も、そ

  • 大学出版78 大学図書館で電子ブックを導入した意外な理由

    世の中に学識経験者なる種族がいるようで、新聞、雑誌、テレビなどに解説者として現れることがある。学識経験者がインタビューを受ける場所は決まって後ろに大きな書棚があり、ぎっしりが並んだ前に座っている。 学識経験者って何者だろうかと常日頃疑問に思っていたら、某市の図書館協議会委員を頼まれ、その選出枠を見たら私が学識経験者の中に入っていたので腰を抜かしそうになった。それはともかく、もしがすべて電子ブックになってしまったら、彼らはどこでインタビューに答えるのだろうか。 電子ブックの導入 東京農工大学図書館では2007年度末に電子ブック(eBook)をK書店より大量に購入した。理工系大学として電子ジャーナルは常識であるが、電子ブックの導入は初めての試みで注目された。しかし、電子ブック導入は先駆的な論理的考察なんのかんのといったよくわからない高尚な理由ではなく、ある意味安易な導入だった。でも、この安

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