OCLCが参加館に対して、図書館の目録データをLinked Dataなどのかたちでインターネットで公開する際のライセンスとして、Open Data Commons Attribution License(ODC-BY)の使用を推奨すると発表しています。参加館の目録データにはWorldCat由来のデータが含まれている可能性が高く、データ公開の際に、“WorldCat Rights and Responsibilities”に定められている規範と整合性が取れるように、という理由のようです。 OCLC recommends Open Data Commons Attribution License (ODC-BY) for WorldCat data(OCLC 2012/8/6付けニュース) http://www.oclc.org/news/releases/2012/201248.htm Op
スウェーデン王立図書館は2011年12月に書誌データ利用ポリシーを理由としてOCLCの総合目録WorldCatへの参加を見送ることを発表し、その後OCLCがコメントを発表していました。この件に関して、同館が2012年4月19日付けのブログ記事で不参加の理由を整理したコメントを発表しています。主な内容は以下の3点です。 (1)WorldCatの書誌データの再利用等に関して参加館はOCLCよりも弱い権利しか与えられておらず、非対称な構造になっている。 (2)国立の図書館としてOCLCという単一の組織だけに協力するということはできない。 (3)スウェーデン王立図書館は書誌データを完全に公開することが戦略的に重要だと考えている。 最後に、各館がWorldCatからダウンロードした書誌をCCOライセンス(パブリックドメイン)も含めたオープンなライセンスで他のサービスに提供することをOCLCは許可すべ
2012年4月16日~18日に米国オハイオ州で開催されたOCLCのGlobal Council Meetingで、第2日目に、OCLCの副社長であるRobin Murray氏及びJim Michalko氏による“Linked Open Data”と題した講演が行われました。その様子について、LYRASISのPeter E. Murray氏が自身のブログでレポートしています。講演では、Linked DataによるWorldCatのデータの公開に向けたOCLCの取組について紹介され、特に後半ではMichalko氏が権利関係の話題を提供したそうです。レポートからは、OCLCがデータ公開について積極的に捉えていること(“opportunity than threat”)や、公開されるデータには営利目的でも自由に利用可能なODC-BYライセンス(VIAFでも採用)の採用が検討されていることなどが伺え
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