昭文社は、国内旅行ガイドブック「まっぷる」シリーズで、紙の本を買うと無料で電子版が付いてくるサービスを始める。旅行ガイドブック購入者に電子版を無料提供するのは業界初という。 100万ダウンロードを突破したという旅行ガイド用無料アプリ「マップルリンク」をバージョンアップし、購入したまっぷる本誌の電子版を読める「電子書籍まるごと機能」に対応させる。事前にチェックしたスポットにふせんを付けて簡単に探し出せるや、目的地の方向を指し示す機能なども備えた。 3月12日以降刊行分から対応するほか、過去1年間に発売した国内版「まっぷる」約100点でも利用できる。 旅行のプランニング時には大きな誌面の本をじっくり読んでもらい、旅先ではスマートフォンから電子版を見るといった用途を想定。「本と電子書籍のダブル使い」を提案している。
文化庁の文化審議会著作権分科会出版関連小委員会が、2013年12月20日、電子書籍に対応した出版権の整備に関し、最終報告書案を了承したとのことです。この報告書案が同小員会の第9回会議資料として文化庁のウェブサイトに掲載されています。 また、2013年9月27日から10月26日にかけて実施していた同小委員会の「出版関連小委員会中間まとめ」への意見募集の結果も、12月19日に公表されています。意見募集では、合計2045通(団体177通、個人1868通)の意見がよせられたとのことです。 文化審議会著作権分科会出版関連小委員会(第9回) http://www.bunka.go.jp/chosakuken/singikai/shuppan/h25_09/gijishidai.html 文化審議会著作権分科会出版関連小委員会中間まとめに関する意見募集の結果について(文化庁、2013/12/19付け)
bizmash に、電子書籍市場分析が出たが、その分析を勝手にしてみよう。 Amazon が1位。 Apple が2位 3位がkinoppy 4位が、kobo koboが、4位というのは、健闘しているように思うが、死にものぐるいの ジタバタ成果かもしれない。 kinoppy が、3位というには、まあ、順当な順位だろう。 さて、この調査の背景を調べてみると、 「この調査は2013年10月30日―11月5日の期間、インプレスR&Dが発行する 電子出版産業向け電子雑誌「OnDeck weekly」の読者を対象に実施し、 565人から回答を集めた。」 ということは、565人の分析だけなので、偏りもあるかもしれない。 少なくとも、黒澤は、このアンケートを見ていないし、回答もしていない。 アマゾンが1位の理由は、売り込み上手(推薦システムの成果でしょう。) スマホ戦略も成功しているだろう。 Kindl
オライリー・メディアが手がけた(電子)書籍の邦訳をボイジャーが手がけた『マニフェスト 本の未来』に続く第2弾となる『ツール・オブ・チェンジ 本の未来をつくる12の戦略』が今月発売となりました。 この二冊ともオライリーのTOC(Tools of Change for Publishing)から生まれた本と言えます。TOCについては『ツール・オブ・チェンジ』の序文である鎌田純子氏の「TOCの始まりと終わり」を読まれるのがよいでしょうし、私も2012年にオライリーが主催したTOC Conferenceのことを「出版に変化をもたらすツールとしてのIT」に書いていますが、『ツール・オブ・チェンジ』はその2012年におけるTOCの活動成果をまとめたものです。 二冊とも複数の著者が書いた文章をテーマ毎にまとめた形式が共通する本ですが、本としてのまとまりは『ツール・オブ・チェンジ』よりも『マニフェスト 本
ウェブキャスト(Webcast)とは、文字どおりウェブで配信される映像や音声のことですが、私は主に教育分野におけるeラーニングコンテンツに近い意味合いで使用しています。ビジネスの分野では、ウェビナー/Webinarなどと呼ばれます(WebとSeminarを組み合わせた造語)。最もわかりやすい表現は「オンライン学習」ですが、個人が自由に発信できるポッドキャスト(Podcasting)のようなスタイルに興味がありましたので、ウェブキャストと呼ぶようになりました。YouTubeには、個人が作成した膨大なスクリーンキャストが公開されています。スクリーンキャストというのは、PCのデスクトップ画面を記録したもので、アプリケーションソフトの使い方などを映像で学ぶことができます。デスクトップの操作を録画できるスクリーンキャプチャーツールがたくさん公開されていますので、無償のフリーウェアを使用すれば誰でも簡
近年,電子書籍をめぐる情勢が著しく進展する中で,国立国会図書館(NDL)の保有するデジタル・アーカイブ(デジタル化資料)の活用の在り方が重要になっています。「文化庁eBooksプロジェクト」(本プロジェクト)は,このNDLのデジタル化資料の中から,市場ニーズが高いと思われる作品を選定し,著作権の処理を行い,電子書籍化し,民間の電子書店から配信するという一連の工程を実験的に行いました。 本プロジェクトの結果,ダウンロードされた電子書籍の合計は一か月で9万件を超え,様々なメディアでも大きく取り上げられ,既存のデジタル化資料を活用した電子書籍ビジネスには,大きな潜在市場のあることを確認できました。プロジェクトを通じて得られた知見は,将来,民間事業者や公的機関などが既存のデジタル化資料をもとに新たに電子書籍化して配信する場合の参考となるよう取りまとめました。本稿ではその概要を報告します。 本プロ
2013年11月、秋田協同印刷株式会社の「akita ebooks」(アキタイーブックス)がプレオープンしました。このポータルサイトは、秋田県の電子書籍を無料で閲覧できる、地域特化型電子書籍ポータルサイトとのことです。 地方において、都道府県や市町村などの自治体が発行する刊行物は、重要な情報なのにも関わらず、発行部数が限られているため、手にできない人が多くいるとのことです。そこで、秋田県に特化したデジタルブックが集まるポータルサイトをつくり、秋田県に住む人達、秋田県に関心があるすべての人達に、情報を共有してもらうことを目的としているということです。秋田県および秋田の市町村自治体などのPDFデータについては、無料で掲載されるとのことです。 12月に正式オープンする予定とのことです。 akita ebooksは、Japan ebooksの加盟地域の一つで、Japan ebooksでは、2013
2013年10月30日、Gale社が図書館向けの新しい電子書籍サービス“Gale Virtual Reference Library (GVRL)”に新しい購入モデル“Usage-Driven Acquisition (UDA)”を導入すると公表しました。 この購入モデルでは、図書館は、実際の利用実績がある電子書籍を購入できるとのことです。 具体的には、図書館側は、事前にデポジット(保証金)を支払えば、6ヶ月間はGVRLの約2,000タイトルすべてを利用することができ、6ヶ月の期間終了後には、最も利用されたタイトルが当該図書館のGVRLコレクションになるという仕組みとのことです。コレクションとなったタイトルの代金はデポジットから支払われます。事前にデポジットする金額が高額になれば、6ヶ月後にコレクションとして購入できる金額が割り増しされるということです。 このモデルは、“Patron-Dr
College & Research Libraries(C&RL)誌が”Cost Differentials between E-Books and Print in Academic Libraries”と題する論文のプレプリントを公開しました(2013年10月受理、2015年1月出版予定)。執筆者は米国のAuburn University at Montgomery(AUM)のTimothy P. Bailey氏らです。 AUMで行われた調査によると、AUMでの電子書籍に対する平均コストは、対応するタイトルの冊子体の平均コストよりも高額であったとのことです。また、この価格差は全てのLC分類の資料に一貫して当てはまり、タイトルの出版元が大学出版か商業出版かは関係なかったとのことです。 Cost Differentials between E-Books and Print in Aca
2013年10月29日、大日本印刷、日本ユニシス、図書館流通センター、丸善の4社が、共同で、図書館向けにクラウド型で提供する新たな電子図書館サービスを2014年4月に開始すると発表しました。 公共図書館や大学図書館に対して、電子図書館の構築・運営に必要なシステムや利用可能な電子書籍などをクラウド型で提供するものとのことです。 図書館側は、導入時にサーバやシステムを新たに購入、構築することなく、短期間、低価格でのスタートが可能とのことです。また、電子書籍に関しては、「文芸」、「ビジネス」、「言語学習」、「専門書」等の分野を中心に1万タイトル以上が図書館へ提供可能とのことです。 2014年4月に予定されている札幌市の図書館システム更新に併せ、第1号ユーザとしての採用が予定されているとのことです。 大日本印刷 日本ユニシス 図書館流通センター 丸善 クラウド型電子図書館サービスを刷新、図書館と生
米アマゾン社が“Kindle MatchBook”のサービスを開始したとのことです。 Kindle MatchBookは、米アマゾン社で紙媒体の新刊書籍を購入すれば、2.99ドルかそれ以下(無料のコンテンツもあり)で、Kindle版の電子書籍も入手できるサービスとのことです。 2013年9月3日の米アマゾン社のプレスリリースでは、Kindle MatchBookの対象は、10,000冊ということでしたが、実際にサービスを開始した10月29日時点では、70,000冊以上が対象となっているようです。 kindle matchbook http://www.amazon.com/kindlematchbook Kindle MatchBook Now Available – Over 70,000 Books Enrolled, and Counting http://phx.corporate
DNPが提供予定の電子図書館サービス、オールアバウトの電子書籍をバンドル ITmedia eBook USER 10月29日(火)12時1分配信 大日本印刷(DNP)とオールアバウトは10月29日、DNPなどが2014年4月に提供開始予定のクラウド型電子図書館サービスに、「All About Books」で販売している電子書籍3000タイトルをバンドルすることを明らかにした。DNPはオールアバウトの筆頭株主。 同サービスは、DNP、日本ユニシス、丸善、図書館流通センター(TRC)の4社が公共・大学図書館向けに提供予定のもの。DNPグループの丸善CHIホールディングスの子会社であるTRCが公共図書館へ、丸善が大学図書館に向けて販売する。 オールアバウトは2012年に電子書籍事業へ参入。契約期間中は読み放題で、契約期間や販売価格を全て卸売先に帰属する「ホールセール(卸売)年契約」を取り入れ
大日本印刷(DNP)、日本ユニシス、図書館流通センター、丸善の4社は共同で来年4月から、クラウド型の電子図書館サービスを図書館向けに提供すると発表した。札幌市が第1号ユーザーとして採用する予定。 電子図書館システムや電子書籍データなどをクラウド型で提供するため、導入時にサーバやシステムなどを新規購入・構築する必要なく、短期間・低価格でスタートできるという。既存の図書館システムと連携し、紙・電子に関わらず検索や貸出・利用状況を一元管理できる。 電子書籍には貸し出し期間や回数の制限などが柔軟なライセンス形態を用意し、文芸、ビジネス、言語学習、専門書などの分野を中心に1万タイトル以上の電子書籍が提供可能。今後もラインアップを充実させるという。 PDFやEPUBなどに対応した電子書籍ビューワを用意。PC、タブレット端末、スマートフォンなどで利用可能だ。インストール不要で利用できるタイプで、音声読み
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