伝記ものには主人公の”劇場化”が突出するという特徴があり、自分で人生を記録する自伝よりも面白いのが一般的だ。ただ、Appleの共同創業者スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)を描いた≪スラムドッグ$ミリオネア≫で名を馳せたダニー・ボイル監督による最新の伝記映画≪Jobs≫の問題は、主人公のジョブズの姿が真相からかけ離れていることだけではないようだ。 最新伝記映画≪Jobs≫の問題点とは The New Yorkerのリチャード・ブロディによれば、この最新映画の問題点は、劇場化映画の要素が人々にもっとジョブズのことを深く理解させたり、ジョブズの魂を掴ませることに繋がっていないことだという。伝記映画では、やはり見る人達に主人公の人生のエピソードを見せるだけではなく、その人の特徴が合理的に劇場化されるべきだ。芸術は生活から生まれてくるのだから、とも。 脚本家の目に映ったジョブズとは 今回の
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