セキュリティ調査機構のSynackが昨年9月に公開したレポートの中で、Mac(OS X)プラットフォームの中のセキュリティシステム【Gatekeeper(ゲートキーパー)】に重大なセキュリティホールがあることが指摘されていた。彼らはこのセキュリティホールを利用することでGatekeeperをバイパスすることができ、Macデバイスにマルウェア(悪意のあるソフトウェア)を実行することができるようになるという。 具体的にいえば、Gatekeeperは特定のソフトウェアを審査し通過させた後は、その後そのソフトウェアの動作については引き続き監視しないという仕組みを利用し、攻撃者は正当なアプリの実行時に外部からコンテンツを読み込ませる形で、簡単にGatekeeperの監視を回避できるという。 AppleはSynackのレポートを受け取った後、11月と12月の2回に分けてシステムアップデートを行ったが、
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